三重県産カボチャを香港へ初輸出しました
2022年08月26日
ニュース
農産事業
JA全農みえは、初めて海外へ三重県産カボチャを送り出しました。輸出先は香港で、7月21日から8月24日にかけて、貯蔵性に優れ粉質系の「蔵の匠(たくみ)」と粘質で良食味の「えびす」計約3.7トンを出荷しました。
全農みえは、県産農産物の販路拡大に取り組み、新たな販路として輸出にも力を注いでいます。今回は、輸出業者を通じ産地と実需者のマッチングが実現しました。
輸出したカボチャは加工用で規格外の小玉。これまで出荷の取り扱いがなかったため、一部は農産物直売所に出品されていたものの大半は行き場がなく、活用が課題となっていました。
他方、共働きが一般的な香港の家庭では、電子レンジで簡易調理ができるカボチャは人気があり、小売店で1玉売りに向く小玉の需要が高いことから取引につながりました。
需要が供給を上回る状況となっており、生産者の手取り向上につながる取り組みであることから、次年産に向け産地JAと連携して規格品も含め生産拡大をめざしていきます。
輸出カボチャの出荷作業(株式会社アグリサービス鈴鹿で)