新ＪＡ三重ビル建設検討委員会（事務局＝一般社団法人三重県農協会館）は３月１日、津市栄町のＪＡ三重ビルで「新ＪＡ三重ビル建設および県庁前公園再整備工事」の起工式を行いました。

同委員会の谷口俊二委員長（ＪＡ三重中央会・各連合会会長）や工事関係者らが鍬（くわ）入れなどの神事を行い、工事の安全を祈願しました。続いて、一見勝之知事や前葉泰幸津市長を来賓に迎え、関係者約４０人が出席してセレモニーを行いました。

ＪＡグループ三重の各団体などが入居する現ビルは、１９６７年の竣工から５５年を経過し老朽化していることや、巨大地震などに備え強固な事業拠点を確保する観点から、同委員会を立ち上げて新ビル建設の検討を重ねてきました。

新ビルは地下１階、地上１０階建ての免震構造で、延べ床面積は約１万１２５０平方メートル。２０２６年７月に公園整備を含めたすべての工事の完了をめざします。

また、新ビルの建設にあたり同公園の一部と土地交換し、ＪＡグループが公園の再整備を行います。新ビル竣工後は、公園来訪者のみなさまにもビル内のトイレなどをご利用いただけるようにする予定です。

起工式で谷口委員長は、「県庁や津駅に近い栄町のオフィス街に、機能的で地域のランドマークになるビルにしたい。新ビルを拠点に、これまで以上に組合員や地域住民のみなさまとともに、農業振興や地域貢献の活動をすすめていきたい」と話しました。