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三重県カンキツ生産者研修会を開きました

2023年03月06日
トピックス
営農対策事業

三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は2月21日、南牟婁郡御浜町で三重県カンキツ生産者研修会を開き、生産者、JA職員、県関係者ら78人が参加しました。より高度な栽培技術の獲得と高い品質の果実生産を維持することを目的に、3年ぶりに開きました。

県農業研究所紀南果樹研究室の須﨑徳高主幹研究員が、ドローンを含む防除機と収穫ロボットを活用した労働力削減の可能性や実証結果について講演しました。

ドローン防除における病害虫への効果や軽トラアタッチメント防除機の開発、マルチ栽培のための水分ストレス推定AIアプリについて具体的に説明。産地衰退に歯止めをかけるため、カンキツ分野でのスマート農業の早期開発・普及が望まれると述べました。

県熊野農林事務所紀州地域農業改良普及センターの後藤雅之課長代理は、気象観測装置と連動した多目的スプリンクラーについて講演しました。スプリンクラーの自動・リアルタイム遠隔操作により、樹勢が維持され収量と品質の向上につながったことを報告しました。

生産者からは今後の展望に関する質問や持続可能な農業経営のための要望が寄せられ、栽培管理技術の習得のため熱心に取り組む姿がみられました。

このほか、8月に同県で開かれる第63回全国カンキツ研究大会などについての情報提供や園地視察を行いました。