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農産物検査員育成研修を開講しました

2023年06月09日
ニュース
生産者・JA向け
米穀事業

みえJA農産物検査協議会(事務局=JA全農みえ米穀課)は8日、2023年度の農産物検査員育成研修を開講し、県内全7JAから16人が参加しました。

JAグループ農産物検査員の安定確保を目的に開く研修会は、17期目。2024年2月まで、延べ23日間の講義や鑑定・分析の演習、現場での検査実習などに取り組み、検査員に必要な知識と技能を習得します。

津市のJA三重研修所で行った開講式で、全農みえ米穀課の別府毅彦課長は、「農産物検査の合理化に向けて、機械鑑定を前提とした農産物検査規格が策定されるなど、農産物検査を取り巻く情勢は変化している。流通上不可欠な検査制度の維持・確保と、県産農産物の品質の維持・向上が検査員の責務。公正な検査が産地の評価や信用につながることを認識して研修に臨んでいただき、検査技術の向上に努めてほしい」と話しました。

このあと、全農みえの担当者やJAの指導的検査員による講師団が、農産物検査法、農産物検査規格規定などの講義を行いました。

県内のJA検査員は、2023年4月1日現在で348人の登録があり、年間約8万4000㌧の農産物を検査している。必要とされる人員は一定確保されているものの、退職や異動で減員が生じることから補充していく必要があり、同研修は重要な役割を担っている。