伊賀産肉牛生産振興協議会（事務局＝ＪＡ全農みえ畜産課）は１１月１０日、伊賀市千歳のＪＡ全農みえ伊賀家畜市場で２０２３年度の「伊賀産肉牛共進会」を開きました。最高位の名誉賞に東口靖生さん（ＪＡいがふるさと）出品の「はる」号が選ばれ、今年度のチャンピオン牛に輝きました。

伊賀市、名張市の１４生産者から黒毛和種２３頭の出品がありました。県畜産研究所、県畜産専門職員ら７人が審査し、名誉賞１頭、優等賞３頭の計４頭を選びました。

「はる」号は、体重７４０㌔、体高１３７㌢、胸囲２３２㌢。審査講評では、肩から腹・背までの深みや、お尻からももにかけて幅があり、肉付きのバランスがよい牛であった。被毛の質もとてもよく、全身の輪郭がしなやかで品のある牛と高く評価されました。

名誉賞を受賞した東口さんは、「初の出品で名誉賞を受賞できたことを非常に嬉しく思う。家族や尊敬する師匠、仲間のおかげで今回の賞をいただけた。これからも伊賀牛が皆様に愛される郷土の特産品として存続していくよう生産者として頑張っていきたい」と喜びを話しました。

せりの最高値は「はる」号の１８０万８４００円。平均１４４万９５３円（いずれも税込み）で取引されました。

入賞者は次のみなさまです（敬称略、すべてＪＡいがふるさと）。おめでとうございます。

▽優等賞一席＝（有）中林牧場「こはる」

▽同二席＝（農）にしそわ牧場「ななか」

▽同三席＝山田修也「さくら」（すべてＪＡいがふるさと）。