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第3回三重県なし品評会表彰式と生産者研修会を開きました

2023年11月28日
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三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は11月22日、津市のJAみえなかふれあいセンターで「第3回三重県なし品評会」の表彰式を開きました。県知事賞に輝いた西尾友秀さん(JAみえなか)をはじめ特別賞に入賞した計12生産者・産地を表彰しました。

品評会は8月10日に開き、県内6JAから主力品種「幸水」計69点が出品。県普及・研究機関や県内卸売市場の関係者が、果実の糖度や硬度、玉ぞろい、形状、着色など7項目を審査しました。

講評では、栽培期間を通しやや少雨傾向で、7月以降の猛暑の影響もあり、果実品質をそろえることが難しい条件のなか、摘果の徹底などにより出品物の揃いは良好で、果実品質の高さとともに、出品者の栽培管理技術の高さがうかがえたとの報告がありました。

表彰式終了後、生産者研修会を開き、生産者、JA、県関係機関、全農みえなどから約80人が参加しました。中国産花粉が輸入停止となり次年産に向けての花粉確保が喫緊の課題となるなか、自給受粉に向けた研修を行いました。

鳥取大学農学部園芸生産学研究室の竹村圭弘准教授が「輸入花粉に依存しない国産花粉の供給に向けて」を講演。花粉採取に適した低樹高ジョイント仕立てにより花芽着生量の増加が確認されたと報告しました。また、花粉使用量を削減する栽培技術として除芽や2花受粉などを紹介しました。

このほか、火傷病や花粉採取方法、少花受粉に関する情報提供があり、参加者は熱心に聴講していました。

 

品評会のその他の主な受賞者は次のみなさまです(敬称略)。おめでとうございます。

▽県議会議長賞=鈴木克昌(JAみえなか)

▽JA三重中央会長賞=松根正人(JAいがふるさと)

▽JA全農みえ県本部長賞=佐久間健(JAみえなか)

知事賞の表彰を受ける西尾さん(左) の内容を表示

知事賞の表彰を受ける西尾さん(左) 

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竹村准教授による講演