第46回伊勢茶振興大会が開かれました
2023年12月04日
ニュース
農産事業
「伊勢茶」のブランド力向上と生産振興へ向け、第46回伊勢茶振興大会が11月28日、津市のプラザ洞津で開かれました。
JA全農みえなどで構成する三重県茶業会議所が主催し、生産者や茶業関係者ら約110人が参加。大会宣言を採択し、産地基盤の強化とともに消費者の信頼に応える「伊勢茶」づくりをいっそう推進することを確認し合いました。
大会では、①茶の楽しみ方を提案し伊勢茶のブランディングに取り組むこと、②需要や経営改善に向けた新品種・新技術の導入等で生産基盤を強化すること、③安全・安心な茶を提供するため品質管理を徹底すること――を宣言しました。
同会議所の鎌田隆郎会頭はあいさつで「情勢や需要が変化に対応しつつ、関係者が一致団結して消費拡大や生産コスト低減に向けて取り組んでいきたい。今後、大阪万博や関西茶品評会の機会をとらえた魅力発信など、取り組みを共有し広げていくことで『伊勢茶』の発展につなげていきたい」と話しました。
茶業功績者表彰式では、伊達亀嘉さん(亀山市)、伊達義則さん(同)、池口暁生さん(大台町)を表彰。伊勢茶品評会褒賞授与式では、農林水産大臣賞の池田達彦さん(四日市市)、(有)深緑茶房の高尾哲也さん(松阪市)、農林水産省農産局長賞の伊藤智紀さん(鈴鹿市)などを表彰しました。
審査では「今年は摘採開始後に天候が変わりやすく、摘採時期の判断など心配が多かったが、出品茶は各茶種ともそれぞれの特徴がみられ、いずれも秀品揃いだった。上位から中位にかけては格差が少なく、出品者の技術の高さと意気込みがうかがえた」と講評がありました。

伊勢茶品評会で農水大臣賞を受賞した池田さん(左)と高尾さん