２０２３年度の三重県麦作共励会で、四日市市の（株）忠三郎農園が県知事賞を受賞しました。１２月８日にＪＡみえきた鵜川原支店で表彰式が行われ、県の樋口宜修農産園芸課長から同農園代表の伊藤忠夫代表取締役社長に賞状とトロフィーを手渡しました。

同共励会は、生産技術や経営改善の面から先進的で他の模範となる麦生産経営体を表彰し、いっそうの生産振興をめざすことが目的です。

同農園は、「あやひかり」を１４・９ヘクタール栽培し、２０２１年度から大幅に収量を上げました。排水性の悪い圃場の多いなか、排水対策や追肥の実施、赤かび病防除の徹底により高収量、高品質を実現したことが評価され、今回の受賞につながりました。

伊藤社長は「何度も行った圃場環境の改善や社員の力があって、知事賞を受賞できた。今後もさらなる収量の拡大、品質の向上をめざし、社員と一丸となって頑張っていきたい」と意気込みを見せました。