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果樹(カキ・ブドウ・ナシ)営農指導担当者情報交換会を開きました

2024年05月31日
ニュース
生産者・JA向け
営農対策事業

三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は5月27日、松阪市の県農業研究所で果樹(カキ・ブドウ・ナシ)営農指導担当者情報交換会を開きました。

果樹の生産振興を担うJA営農指導担当者や県農業改良普及員、県関係機関、全農みえ関係者17人が参加しました。

各産地の果樹品目の生育状況や生産・栽培に有益な情報を共有し、課題解決や産地振興に結びつけるとともに、担当者間のコミュニケーション向上をはかることを目的に、品目ごとに内容を特化して年に4回開催しています。

各JAから2024年産のテーマ品目の生育状況について、開花日・着花状況ともに例年並みであるものの、果樹カメムシの発生が多いと報告しました。

これを受け、県病害虫防除所の瀬田聡美主査は「果樹カメムシについて温暖化によって出現時期が例年よりも早く、伊勢平坦地では過去に確認されていないツヤアオカメムシが発生している。夏に向けて対策を徹底してほしい」と話しました。

県中央農業改良普及センター専門技術室果樹普及課の山上尚史課長は梅雨時期の気象に留意しつつ、防除暦を参考にした病害虫の雨前防除を徹底するよう呼びかけました。

このあと、施設内の各品目の園地を視察し、適期摘蕾や新梢管理を確認しました。