三重県和牛繁殖協議会（事務局＝ＪＡ全農みえ畜産課内の公益社団法人全国和牛登録協会三重県支部）の２０２３年度総会が７月４日、津市のＪＡ三重ビルで開かれ、生産者とＪＡグループ、関係団体などから４３人が出席しました。

２０２３年度事業・収支報告、畜産クラスター協議会事業報告・収支実績、２０２４年度事業計画・収支予算など計７議案を審議し、承認しました。

協議会設立１０年目となる２０２４年度は、協議会独自の支援事業として「ＩＣＴ（情報通信技術）機器共同利用事業」「ＥＴ（受精卵移植）活用和牛増頭事業」「代謝プロファイルテスト助成事業」「ゲノム育種価検査助成事業」を継続実施し、各現場での候補牛の確保と繁殖基盤強化をめざします。また、繁殖母牛の増頭支援について国の「繁殖雌牛更新加速化事業」に参画します。

これらの事業に取り組むことで、各生産者の繁殖技術や経営の向上、県内の繁殖基盤強化につなげていくことを確認し合いました。

総会後には、県や関係機関から、牛伝染性リンパ腫、肉用牛経営に関する事業、種雄牛、ゲノミック評価に関する情報提供がありました。