米品質程度統一会を開きました
2024年08月23日
ニュース
生産者・JA向け
米穀事業
三重県農産物検査協議会(事務局=JA全農みえ米穀課)は8月16日、津市のJA三重ビルで米品質程度統一会を開きました。県内JAなど登録検査機関の関係者や県、JA全農みえから24人が参加しました。
県内で2024年産米の検査が本格化するのに合わせて、米の品質統一と検査技術の維持向上を目的としています。
県中央農業改良普及センター地域農業推進課の内山裕介主査・農業革新支援専門員が、今年産水稲の生育状況について、作況田の生育や病害虫の発生の状況、高温時の影響などを報告。「今年は、出穂期以降の高温やカメムシの多発などの影響が懸念される。今年産米の品質の傾向を把握し、適正検査に努めてほしい」と呼びかけました。
各JAから提出された「コシヒカリ」「三重23号」「あきたこまち」「なついろ」など計84点の玄米試料の品位等級を審査し、整粒、未熟粒の割合や被害粒の限界基準を確認しました。
県内JAなど登録検査機関では8月中旬から検査が始まっており、これから最盛期を迎えます。参加者は、この日に確認した等級試料をもとに、各登録検査機関で他の検査員と目合わせをしてさらなる検査技術の向上をはかります。