三重県麦作共励会知事賞表彰式を開きました
2024年10月29日
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2024年度の三重県麦作共励会で、亀山市の宮坂利樹さんが県知事賞を受賞しました。県とJA全農みえは10月25日、JA鈴鹿本店で表彰式を行い、県の加藤吉彦農産園芸課班長から代理の宮坂龍翔さんに賞状とトロフィーを手渡しました。
同共励会は、生産技術や経営改善の面から先進的で他の模範となる麦生産経営体を表彰し、いっそうの生産振興をめざすことが目的です。本県で需要に応じた5品種が作付けされていますが、本年度の出品については、結果的に審査対象が「あやひかり」のみとなりました。
同生産者は、排水性の悪い圃場もあるなか、対策を徹底するとともに断続的な堆肥利用で土づくりの強化に努めたほか、農業用ドローンを利用した赤カビ病防除では、作業の効率化と適期作業で防除効果を高めました。このような基本技術の徹底によって収量・品質の向上に努める「地域を代表するモデル的な経営体」として評価され、今回の受賞につながりました。
宮坂さんは、「今年は悪天候に苦しんだが、祖父と圃場環境の改善や麦の品質向上に取り組んできたので、知事賞を受賞することができ、非常に嬉しい。今後も基本的な農業技術の習得や農業用ドローンの活用による作業時間・労働の軽減化をすすめ、さらなる収量の拡大、品質の向上をめざして、地域全体の麦作を盛り上げていきたい」と抱負を話しました。

