伊賀産肉牛共進会を開催しました
2024年11月12日
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畜産事業
生産者・JA向け
伊賀産肉牛生産振興協議会(事務局=JA全農みえ畜産課)は11月8日、伊賀市千歳の全農みえ伊賀家畜市場で2024年度の「伊賀産肉牛共進会」を開いた。最高位の名誉賞に山田修也さん(JAいがふるさと)出品の「すみれ」号が選ばれ、今年度のチャンピオン牛に輝きました。
伊賀市、名張市の14生産者から黒毛和種21頭の出品がありました。県畜産研究所、県畜産専門職員ら7人が審査し、名誉賞1頭、優等賞3頭の計4頭を選びました。
「すみれ」号は、体重780㌔、体高134㌢、胸囲245㌢。審査講評では、「からだの幅、張り、深みが極めて豊かで、その体積感は群を抜いていた。前躯、中躯、後躯それぞれの部位のバランスがよく、全身の輪郭から品位を感じられる、名誉賞にふさわしい牛」と高く評価されました。
名誉賞を受賞した山田さんは「目指していた名誉賞を初めて受賞することができて、非常に嬉しい。丹精込めて育ててきた甲斐があった。今後も1頭1頭、目をかけて育てることを意識し、『伊賀牛』が皆様に愛される郷土の特産品として存続していくよう生産者として頑張っていきたい」と喜びを話しました。
せりの最高値は「すみれ」号の192万5,000円、平均142万4,396円(いずれも税込み)で取引されました。
県の「三重ブランド」に認定されている「伊賀牛」は、同協議会の会員農家25戸が約2400頭を肥育。地元での消費が約80㌫を占める。全国でも珍しい農家の庭先で行う生体販売が、流通方式の主となっています。
名誉賞に次ぐ優等賞の入賞者は次の通り。▽優等賞一席=(有)中林牧場「かめ」▽同二席=(農)にしそわ牧場「ゆめはち」▽同三席=藪中憲行「しげこ」(すべてJAいがふるさと)。