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三重県オリジナルイチゴ新品種「うた乃」の出荷開始を知事に報告しました

2024年12月13日
ニュース
農産事業

JA全農みえは12月10日、三重県庁で今季より県オリジナルイチゴ新品種「うた乃(の)」の出荷販売が本格化することを一見勝之知事に報告しました。

「うた乃」は、県農業研究所が生産者の育苗の省力化を目的に、30年以上をかけて開発した県内独自生産の品種。種子繁殖型で病害虫伝染リスクが低く、最重要病害の一つ「炭疽(たんそ)病」にも強いイチゴです。きれいな円錐形で鮮やかな赤色をしており、糖度が高く、フローラルな香りが特徴です。

全農みえは、首都圏や県内でプレゼントや手土産などの贈答用を中心とした販売をすすめるほか、ケーキやスイーツなどの業務用としても販売します。

報告会で、全農みえの北原祐哉県本部長は「『うた乃』は外観、食味、風味の3拍子が揃っており、思わず誰かに贈りたくなるイチゴだ。ぜひプレゼントに選んでもらい、贈り手ともらい手の双方に笑顔が広がることを願っている」と話しました。

生産者を代表して谷川雅之さんは「香り高いのも特徴だ。愛されるイチゴとしてぜひ多くの方に食べてもらいたい」と話しました。続けて、全農みえの大瀬憲一農産部長は「各県のイチゴのブランディングが進むなか、贈答用としての販売を促進するとともに、生産振興に努めていく」と話しました。

「うた乃」を試食した一見知事は「外観が鮮やかな赤色で香りもよく、これ以上言うことのない甘さだ。自慢の三重の農産物として県内外での販売をすすめてもらいたい」と期待を述べました。

全農みえは今後、お歳暮やクリスマス、年末シーズンに合わせて県内外での販売をすすめ、「うた乃」の認知度向上と消費拡大に取り組んでいきます。