第38回三重県いちご共進会を開きました
2024年12月20日
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三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は12月19日、津市のJA三重ビルで「第38回三重県いちご共進会」を開きました。審査の結果、最高位の農林水産大臣賞に、JA多気郡の中村淳さん出品の「かおり野」が輝きました。
共進会は、本県を代表する園芸特産物のひとつ、イチゴの栽培技術の向上と消費拡大を目的に、毎年開催しています。
県内6JAから主力品種「かおり野」「章姫」や新品種の「うた乃」など計114点の出品がありました。県中央農業改良普及センターや県農業研究所、県内卸売市場の関係者4人が、形状や着色、玉ぞろいなどの外観と、糖度や食味などの内容を審査し、総合評価で各賞を決定しました。
今年産は、昨夏を上回る猛暑の影響で例年に比べ生育が遅れたものの、12月に入り寒さが増したことで食味良好なイチゴとなっています。また、本県が約30年をかけて育種した新品種「うた乃」も今期から本格的な栽培・出荷販売がスタートしました。
「三重いちご」の出荷販売は、5月末ごろまでを見込んでいます。
共進会の主な入賞者は次のみなさまです(敬称略)。おめでとうございます。
▽農林水産大臣賞=中村淳さん(JA多気郡)「かおり野」
▽知事賞=中西政弘(JA伊勢)「かおり野」
▽東海農政局長賞=川西由香(JAみえなか)「章姫」
審査のようす
大臣賞を受賞した中村さん出品の「かおり野」
初出品された三重県オリジナル新品種「うた乃」