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三重県出向く活動パワーアップ大会を開きました

2024年12月23日
ニュース
営農対策事業

JA全農みえ営農対策部は12月12日、津市のプラザ洞津で「三重県出向く活動パワーアップ大会」を開き、JAの出向く担当部署の担当者・管理者、JAグループ関係団体、県普及指導員など48人が参加しました。

本大会は、地域農業の担い手に出向くJA担当者の活動の成果を共有し、相互研鑽とモチベーション向上をはかり、担い手との信頼関係を継続・醸成するためのスキルアップを目的に開催しています。

県内の農業経営者の講演では、JA多気郡管内でレンコン栽培を行う就農3年目の坂津舞樹さんが登壇しました。

県内では珍しいレンコン栽培のメリットや栽培体系、収穫・出荷作業のようすを紹介。2年目に直面した収量低下や面積拡大に伴う労働力不足などの課題に対し、JAや県普及機関のサポートを受けながら地域に適合した栽培体系の構築や作業体系や労働配分、出荷計画などの見直しに取り組んでいることを報告しました。

坂津さんは、JAグループに対し新規就農者への積極的な関わりを期待し、今後、県内でレンコンに取り組む仲間を増やし、県認定の「三重ブランド」をめざしたいと力を込めました。

県内の出向く活動事例として、JAみえきたからザルビオを用いた営農指導について報告しました。地力マップ・生育マップの配布や生育ステージ・病害アラートの通知、自動可変施肥の提案など、ザルビオによる生育状況の情報を活用することで施肥作業時間の削減や省力化などの労力軽減や適正施肥につながったと話しました。

県外の出向く活動優良事例では、熊本県天草市のJA本渡五和からTAC活動について報告しました。JA単独による地域営農組織の連絡協議会の運営や、JA職員による休日を利用した農作業支援事業、全農や熊本経済連と連携したスマート農業への取り組みなど、地域活性化に向けた活動を報告しました。

このほか、全国の「TAC・出向く活動パワーアップ大会2024」での「TAC部門 担い手営農サポートシステム特別表彰」の受賞者5人の表彰、全国の担い手アプローチ事例の紹介を行いました。

坂津さんの講演の内容を表示

坂津さんの講演

JA本渡五和からの活動報告の内容を表示

JA本渡五和からの活動報告