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第10回京都市場伊賀産肉牛枝肉研修会を開きました

2024年12月25日
ニュース
畜産事業
生産者・JA向け

伊賀産肉牛生産振興協議会(事務局=JA全農みえ畜産課)は12月4日、京都市南区の京都市中央卸売市場第二市場で「第10回京都市場伊賀産肉牛枝肉研修会」を開きました。

最優秀賞に、(有)中林牧場(JAいがふるさと)の出品牛(雌、枝肉重量598・3キロ、A5等級、BMS12)が輝きました。

県の「三重ブランド」にも認定されている「伊賀牛」の新たな販路開拓をねらいに、同協議会は2019年から同せり市場へ上場しています。

研修会には19頭の出品があり、購買者、生産者、JA、行政、全農みえの関係者らが参加しました。審査で牛脂肪交雑基準(BMS)や肉質、脂質、厚み、色、バランスなどに優れた枝肉について、最優秀賞、優秀賞、優良賞各1点を選びました。

審査講評では、「5等級比率が94%と非常に高い水準で、全体的に枝肉重量も十分にある。肉質、脂質ともすばらしい内容でモモ抜けが良い枝肉が多かった。」と評価されました。

せりでは、1キロ当たりの最高価格3,410円、平均価格2,712円(いずれも税別)で取引されました。物価高などの影響で牛肉需要の落ち込みが続くなか、同日の他市場の相場と比較して高値で取引されました。

協議会事務局の全農みえ畜産課担当者は、「今後も、関西圏での『伊賀牛』の認知向上と販売拡大をめざす取り組みを続けていく」と話しました。

そのほかの入賞者は次のとおり。

▽優秀賞=森辻博文さん▽優良賞=藪中憲行さん(いずれもJAいがふるさと)。