三重県内ＪＡグループと三重県農業機械商業協同組合で構成する三重県農業機械化協会は２月末まで、松阪市の県農業大学校で２０２３年度の大型特殊自動車免許（農耕用）取得講習会を開いています。

法改正により、２０１９年以降は農作業機を装着した農耕用トラクターで公道走行する際、車両の横幅が１．７メートルを超える場合には大型特殊免許が必要となり、農業者の免許取得ニーズが高まっています。

同協会では、農業者の要望に応じた受講機会の創出や講習内容の均質化などに取り組み、農業者の免許取得を支援しています。２０２１年度からは受講機会を拡大。以降は年間約５００人の農業者が同講習を受講し、試験に臨んでいます。

毎回の講習会には約１０人の参加があり、運転技術や法令などに関する知識を学ぶとともに、実際にトラクターに乗って模擬コースを走行し技術の習得に励みます。翌々日には、県運転免許センターで技能試験に臨みます。

ＪＡ全農みえ農業機械課は、引き続き農業者が公道走行や農作業を安全に行えるよう、関係各所と連携し、免許取得を支援していきます。