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三重県和牛繁殖協議会研修会を開きました

2025年03月17日
ニュース
生産者・JA向け
畜産事業

三重県和牛繁殖協議会(事務局=JA全農みえ畜産課内の公益社団法人全国和牛登録協会三重県支部)は3月13日、津市のJA三重ビルで和牛飼育の疾病管理などの内容で研修会を開きました。生産者やJAグループ、県関係機関、畜産団体などから38人が参加しました。

有限会社知多大動物病院三重分院の鳥羽雄一獣医師が「和牛飼育の疾病コントロール②『こんなときどうする?』」を講演。昨年度、好評だった子牛の哺育技術に関する講演の続編として、子牛の発育ステージに応じた適正な健康管理をテーマに、分娩前の母牛の飼育や分娩、初乳、哺乳プログラム、離乳などの重要管理ポイントを解説しました。

エランコジャパン株式会社から「モネンシンナトリウム製剤ルメンシン200」について飼料の吸収がよくなり牛の増体につながることなどを紹介したほか、県中央農業改良普及センターから「中山間地域での栽培に適した牧草品種の検討」について県内牧場での栽培試験結果などを報告。参加者から活発に質問や意見が出されました。

同協議会は今年で発足10年目となり、会員生産者は発足当初の30戸から47戸に増えました。県内の和牛子牛登記数(生産頭数)は発足当初の1200頭から約1800頭まで増加し、協議会活動が繁殖基盤強化の一翼を担っています。