ＪＡ全農みえ茶販売課は３月１４日、鈴鹿市花川町の北勢茶センターで伊勢茶販売会を開きました。

販売会は、伊勢茶の販売促進と茶商間の情報交換の場として冬期に開いています。今年４月からは、同市山本町に新設した茶センターが稼働することから、今回が同センターで開く最後の販売会とあって、県内外の茶商社・小売店から多数の参加をいただきました。

会場には県内茶商などから出品された、煎茶、かぶせ茶、深蒸し煎茶、粉茶、かりがねなど、さまざまな茶種の仕上げ茶や荒茶約１３８点が並びました。

参加茶商らは、新茶時期までの仕上げ茶の補充購入、ティーバッグやペットボトルなどのドリンク用原料茶の確保など目的に応じた茶を仕入れようと、見本茶の色や香り、形状、水色、味わいを入念に確かめていました。

ＪＡ全農みえ職員が務める「仲立ち人」のあっせんで出品茶商と価格交渉をすすめ、話がまとまると威勢よく手を３回たたいて交渉成立を告げる「手締め」の音が会場内に響きました。