野菜実践研修会(育苗)を開催しました
2025年06月27日
ニュース
生産者・JA向け
営農対策事業
三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は6月24日、JAみえきた県支店と県種苗センターで、育苗をテーマとする野菜実践研修会を開催。JAや県農業改良普及センター、農薬メーカー、全農みえから約30人が参加しました。
各地域の栽培現場の実態把握を通じ、JA営農指導員と県普及指導員の技術力向上や連携強化をはかり、得られた知識を園芸品目の振興や生産体制の維持・拡大に生かすことが目的です。
近年、課題となっている高温・乾燥への対応策として、環境によるストレスを緩和して生産性を高める資材・技術の「バイオスティミュラント(BS)」に関する情報提供を行いました。一例として、酢酸が有効成分の野菜用のBS「Skeepon(スキーポン)」を挙げ、植物の高温・乾燥耐性を強化し、欠株の抑制や品質・収量の向上の効果が期待されることなどを紹介しました。
つづいて、野菜苗の育苗に関する意見・情報交換と育苗施設の見学を行いました。各JAが抱える育苗の課題として高温障害や発芽・生育不良などへの対応を取り上げ、参加者は具体的な対応策や工夫を共有。他JAでの取り組みを種苗の育成管理に生かし、今後の育苗技術の改善や園芸振興に役立てようと、実践的な情報のやりとりが活発になされました。

