コシヒカリ

コシヒカ

銘柄:中生品種 収穫時期:9月中旬
新潟米の代表格

「コシヒカリ」は昭和31年、全国に先駆けて新潟県が奨励品種に指定。品質、おいしさの追求はもちろん、農薬使用量を抑え環境に配慮した生産を進めてまいりました。独特の甘味、粘り、炊いた時の艶やかさ、香りなどが評価され、全国ブランドとして支持されてきた「新潟県産コシヒカリ」。これからも、こだわりの品質をお届けします。

炊き上がりはふっくら、噛むともっちり。
香りが良く、甘みがしっかりしているお米です。
「コシヒカリ」に合うメニュー
白いごはん、和食
(特に魚介類と相性抜群)
※新潟米食味評価会

より環境にやさしい栽培「コシヒカリBL」

「新潟コシヒカリBL」は、従来のコシヒカリの食味と品質をそのままに、「いもち病」に強い性質をプラスしたお米です。稲の大敵である「いもち病」に強い性質を持つため、これまでのコシヒカリの栽培方法に比べて、いもち病の防除回数を減らすことができます。また、DNA鑑定により新潟県産であることを証明することも可能です。新潟県では平成17年から一斉導入し、環境にやさしい、安全・安心な米づくりを進めています。

※「BL」とはBlast Resistance Lines(ブレスト レジスタンス ラインズ)の略であり、いもち病に対して異なる抵抗性を持つコシヒカリであることを意味しています。
※従来の育種方法で改良されたもので、遺伝子組み換えではありません。

コシヒカリ誕生物語 ~おいしさと信頼のあゆみ~

コシヒカリの誕生は、昭和19年、新潟県農事試験場で、農林22号と農林1号を交配したことに端を発します。その後、福井県で試験品種として育成されたものが「越南17号(農林100号)=後のコシヒカリ」です。この越南17号は、「味が良い」という特徴があるものの、「いもち病」に弱く、倒伏しやすい欠点がありました。
昭和28年から全国22県で行われた越南17号の試作でも、多くの試験地から欠点を指摘されましたが、食味・品質に優れる「新潟米」を確立する必要があると考えていた新潟県は、「栽培方法でカバーできる欠陥は致命的欠陥にあらず」と判断し、越南17号を新潟県の奨励品種に申請・採用することを決定しました。

県内4産地のご紹介 ~豊かな大地が生み出すおいしさ~

新潟産コシヒカリ

新潟産コシヒカリは越後平野・頚城平野など広大な穀倉地帯を中心に生産されます。河川から豊かな栄養を含んだ水が流れ込み、味わい豊かな米を育みます。

魚沼産コシヒカリ

魚沼産コシヒカリは山間地の恵まれた気候条件のもとで生産されます。豪雪がもたらす豊富な雪解け水と、昼と夜の寒暖の差がもたらす米づくりに適した環境が高品質米を育みます。

岩船産コシヒカリ

岩船産コシヒカリは山懐に抱かれた豊かな風土のもとで生産されます。三面川や荒川から運ばれた肥沃な土壌、清冽な水を活かし、品質、食味を重視した稲づくりを追及しています。

佐渡産コシヒカリ

佐渡産コシヒカリは佐渡特有の海洋性気候がもたらす水田環境で育まれます。「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」や、農薬や化学肥料を減らした「生きものを育む農法」など、環境保全型農業に取り組んでいます。