滋賀の特産品

生活に活用

魚料理に欠かせない和製ハーブ

昔から、お茶は魚の生臭さを消すために使われてきました。お茶はにおいを吸収する性質があり、それが魚料理の生臭さを消してくれるのです。
煮魚でも焼き魚でも切り身や開きを濃い番茶で洗い流すか、5~10分ほど番茶に漬けておき、水分をペーバータオルでふきとればにおいは抑えられます。魚料理のあとのまな板や包丁、手なども番茶で洗えばよいでしょう。そのために1リットルに大さじ3杯ほどの番茶を3分ほど煮立て、冷ましておくと便利です。

お茶のリサイクル 茶葉・茶殻を使う

古くなってしまった番茶や茶缶の下に残ってしまったお茶は他にも色々利用できます。また、お茶を飲んだ後の茶殻にも消臭、抗菌作用があるといわれているので、有効利用しましょう。

うがい用に

濃く出したお茶の取り置きでうがいをすると、カテキンの殺菌作用で風邪の予防になるといわれています。

水虫対策に

洗面器などに濃く出したお茶を入れ、10分ほど足をつけます。

部屋の臭い消しに

火にかけたフライパンに茶葉を入れていぶし、部屋中に煙をまわします。2~3時間もするとにおいが取れます。

古いお茶などはほうじ茶に

家に残ったままの古いお茶や変質したお茶などは、火入れして焙じると香ばしい匂いのするほうじ茶に生まれ変わります。家庭内でもフライパンを利用して簡単に作ることができます。170度程度の温度で7分程焙じて、香ばしい匂いが生じ、きつね色になれば仕上がりです。

お部屋の掃き掃除に

湿った茶殻を畳の上にまいてほうきで掃くと、ほこりも一緒に茶殻が吸い寄せ、畳の目に入り込んだ小さなゴミ、ほこりもとれます。

植物の栄養に

水気を切った茶殻を植木鉢やプランターなどの植物のまわりにふりかけ、軽く混ぜておく。茶殻には植物の栄養になる成分がたくさん含まれています。

緑茶風呂

茶殻をガーゼ等に適量包んでお風呂に要れ、そのまま入浴します。包んだ茶殻で体をマッサージするのも良いでしょう。緑茶風呂は、水虫、アトピー、湿疹などの皮膚の病気には効果があるといわれています。さわやかな香りと、お茶の効果を体験してみてください。

冷蔵庫や靴箱の脱臭に

冷蔵庫の脱臭には、ふたを取った広口びんやメッシュの小袋に乾燥させた茶殻を入れ、隅においておきます。靴箱には使い古しの靴下に入れて靴の中に入れておきます。1週間程度で取り替えましょう。

(出典:一般社団法人滋賀県茶業会議所)