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近江米第一号が出発

滋賀県内のトップを切って平成26年産近江米の出荷が8月22日、高島市のJA今津町総合営農センターで始まりました。JA管内で収穫・乾燥・調製された極早生品種「ハナエチゼン」を、県内市場を中心に60トン出荷されました。

JA検査場でJA今津町の農産物検査員が2,000袋を検査し、全量が「JA米1等」に格付けされました。
作柄は、移植後天候に恵まれ、7月末頃までは平年並みから2、3日程度早い生育で推移しましたが、8月に入ってから台風11号や雨天等が多かったことにより、ほぼ平年通りの刈取となりました。品質は良好で、収量は平年並みと想定されます。

初出荷セレモニーではJA今津町の中田正敏組合長が、「今回の初出荷は生産者が前年の稲刈りから土づくりや播種、田植えを行い、子供を大きくするように田を見守ってきた努力の結晶であり、消費者に届けられてたいへん喜ばしい。米穀情勢は厳しい状況にあるが、今後も安全・安心な農産物を消費者に届けていきたい。私たちの思いをごはんの中に感じてほしい」と挨拶されました。

検査を終えた新米は、「初出荷近江米第一号」の横断幕をつけた大型トレーラーに積み込まれ、地元有志による近江葦海太鼓の演奏とともに関係者に見送られながら出荷されました。この近江米は、早いところでは22日から店頭に並んでいます。