滋賀県産麦の民間流通を円滑に進めるため、滋賀県麦民間流通地方連絡協議会を大津市内で開催しました。

この協議会は、製粉会社などの実需者とＪＡなどの生産者団体、行政関係者が一堂に会し、滋賀県産麦の生産状況、実需者からの意見・要望等を話し合うため、毎年開催されています。

生産者団体および行政側から、２６年産麦の全国・県内情勢や滋賀県における麦生産の現状と生産振興について説明し、実需者側からは、県内の取組みは評価するものの、品質や生産数量にブレがあることから、均一な品質で安定生産することへの要望や播種前契約数量にもとづく確実な生産に向けての取り組みを求める意見が出されました。

この意見に対し、産地側からは集落営農や大規模農家が増えたことにより排水対策がしっかり取り組めてきていること、乾燥調製施設の集約による品質の均等化がはかれてきていることなどを説明しました。

今回の協議会を通じ、生産者団体と行政は協力して播種前契約数量にもとづく確実な生産に向けた栽培指導を徹底し、滋賀県産麦の品質・収量の向上を目指していきます。