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平成26年度TAC成果発表大会を開催しました。

  •         発表の様子(市川さん)
  •          発表の様子(木村さん)
  •          発表の様子(木村さん)
  •           大会宣言唱和

JA全農しが営農対策部TAC推進課は23日、大津市の滋賀県農業教育情報センターで「平成26年度TAC成果発表大会」を開催し、県内JAのTACや役員など関係者約60人が参加しました。

現在、県内の8JA総勢30名のTACにより日常的・恒常的に担い手に出向く活動が行われ、年間の訪問回数が延べ25,000回を上回るなど積極的な活動を展開しています。昨年11月に行われた全国のTACパワーアップ大会でも、JA特別表彰やTAC表彰を受賞するなど、レベルの高さが認められています。
成果発表大会は県内TACの優良活動を情報共有し、今後の活動のレベルアップを図ることを目的に開催しており、今年で5回目となります。

成果発表では、JAレーク大津 営農部 農業振興課 市川俊次さんが「新規立ち上げ農業法人への提案とアクション」、JAこうか 営農経済部 営農指導課 木村 郁美さんが「JAこうかの挑戦 ブランド野菜栽培、耕作放棄地再生を核とした農業者支援」、JAグリーン近江 営農事業部 営農企画課 和田 洋さんが「集落営農型法人におけるGAPの重要性とその取り組み」をテーマに、活動の成果や課題、今後の抱負などを熱心に発表しました。

JAレーク大津の市川さんは、設立されたばかりの農業法人に対して複合経営による所得向上を目的として、野菜を新規作付品目として提案し、生産した野菜を地元保育園の学校給食の食材として活用してもらうよう提案するなど、生・販マッチングを実践しました。
JAこうかの木村さんは、新規就農者に対して販路を確保でき、丁寧な営農指導が可能なJA独自ブランド野菜の提案とあわせて、JA農場の活用による農地提案を行うなど、新規就農者に対し全面的な経営支援を行いました。
JAグリーン近江の和田さんは、集落営農型法人の労働安全と食品衛生管理などの管理レベルの向上・統一を目的に第3者認証のGAPの重要性とGAP規範に基づく農場評価を法人に提案し、農場の管理レベルの向上を図ることで、JAと法人間の信頼関係強化に貢献しました。

続いて、京都大学大学院 農学研究科 伏木亨教授が「ごはんを中心とした和食のおいしさの科学について」と題して講演し、大会の最後に、JA北びわこ営農経済部TAC推進課 松浦裕樹さんが「◎担い手の将来の夢やビジョンを実現します◎将来の地域農業の方向性を見出します◎生産者と生活者をつなぎます」と大会宣言。参加者全員が松浦さんと一緒に大会宣言を唱和し、担い手と一緒になって地域農業発展に寄与していくことを誓いました。