ニュース・イベント

平成28年度 講習会や研修会による人材育成支援を実施

?

 JA全農しがは、昨年に引き続き、28年度においても営農指導力の向上やTAC活動のレベルアップ向上を目的とした、専門的な講習会・研修会による人材育成に取り組みます。新たな取り組みとしては、生産現場での実演による講習会や省力・生産コスト低減につながる技術を紹介する講習会を計画しています。

?

 生産現場における講習会は、JAの営農指導員等の初任者を対象に開講するもので、本県の主要作物である水稲について、田植えから収穫までの栽培ポイントを、圃場での実習を中心に学習する。全6回/年の開催を予定しています。

?

 第1回目が18日に開催され、県内JA約30名が出席した。講習会の前半は座学が行われ、アグリプロYHS代表の田中良典氏が、水稲の生育過程や田で発生する主な病害虫等について説明したほか、JA全農しが営農対策部の奥村正直氏が、水稲除草剤の剤型や使用時期等について解説しました。

 後半は、野洲市内の圃場に移動し、田中氏が、除草剤の効果を出すためのポイントや、坪あたりの植付け株数や本数の確認方法等を説明、出席者は圃場に入り、苗を手に取り、植え付け株数や本数等の確認方法や、除草剤散布を行いました。さらに、発生している虫についても実際に自分の目で見て研修しました。

 出席者からは、「今回学んだこと、現場を回っていて日頃から疑問に思っていたことについて確認できたので、有意義な研修になった」との感想もいただきました。

?

 JA全農しがでは、これらの講習会・研修会によりJA職員の人材育成を支援し、農業者のニーズに応える能力、経験を有する営農指導員・TAC・販売担当者の育成を図っていきます。