JA全農しがは、営農指導力の向上やTAC活動の習得を目的とした、専門的な講習会・研修会による人材育成に取り組んでいます。
今年度のあらたな取り組みとして、生産現場での新技術の講習会として、JA北びわことJA全農しがは6日、ヤンマーアグリジャパン(株)
の協力を得てJA北びわこ湖北管内にて、高密度播種育苗の田植え実演会を開催しました。
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JA全農しがは、JA北びわこを「農家組合員の所得増大プロジェクト総合モデルJA」として位置づけており、この取組みのひとつとして、
物財費と労務費の削減を狙い取り組んでいるもので、一般的に乾籾150~160g/育苗箱の播種量を、250~300gの高密度で播種
することにより、5~6箱/10aの箱使用とし労務費の削減や資材コスト低減などが図れます。
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ヤンマーアグリジャパン(株)から、試験では箱枚数が半分以下となったことやハウス資材、苗運搬時間などの削減結果が得られたこと
の他、苗掻取量(3~4本)を確実に植え付けられる技術など、高密度播種育苗システムの説明があり、その後、同じくプロジェクトの
項目である大麦跡主食用水稲(1年2作体系)の作付けに対応したオーダーメイドBB肥料との取り組みも兼ねた圃場にて、植え付け爪
を改良した田植機により実演しました。
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当日は、県内JAや関係者約90名が参加し、関心度の高い実演会となりました。
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JA全農しがは、このような実演会等を通じて、JA職員の人材育成を支援し、農業者のニーズに応える能力・経験を有する営農
指導員・TAC・販売担当者の育成を支援します。
