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地下水位制御システムFOEAS(フォアス)を設置

 JA全農は18日より、「農家組合員の所得増大」に向けた取り組みの一環として、地下水位制御システム「FOEAS(フォアス)」の設置工事をはじめました。

 フォアスとは新たな暗渠システムで地下水位をコントロールするもので、水位制御器を使用し田面を基準としてプラス20cmからマイナス30cmの範囲で設定が可能。地下水位をコントロールすることにより乾燥時には地下灌漑、大雨時には地下排水を行い、干ばつや湿害のリスク、豪雨による被害を最小限に抑えることができるというものです。

 モデルJAとして共同取組を行っているJA北びわこ管内のフォアス設置圃場には、県やJA関係者など約25名が集まりJA全農 営農販売企画部 営農企画課 阿部副審査役からの説明を受けながら、専用アタッチメントを装着した重機による溝切り、暗渠管やもみ殻を用いた施工の様子を確認しました。

 フォアス導入圃場は、作物の生育に合わせて最適な地下水位にすることが可能となるため、関係者は作物の品質や収量の増加に期待しています。