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TAC情報交換会を開催

 JA全農しがは6月5日、TAC情報交換会を草津市内で開催しました。県内8JAのTACおよびTAC管理者をはじめ、JA滋賀担い手サポートセンターや各連合会など関係者含め約60名が参加しました。

 

 開会にあたり、JA全農しが営農資材部の山川部長が「生産現場での第一線で担い手の意見・要望を聴き、その声に応えていくTACの皆さま、管理者の皆さまへの期待は、今後ますます大きくなってきます。全農として活動レベルを高め、担い手の経営を支援し、信頼関係の構築につながる取り組みができるよう、精一杯支援して参ります。」とあいさつしました。

 続いて、JA全農耕種総合対策部TAC推進課の岡田副審査役が、全国のTAC活動として、活動状況や昨年開催されたTACパワーアップ大会2016における表彰JA、表彰TAC活動内容の報告の他、TACシステムの新機能追加の紹介、各商談会や農業法人、若手農業者など担い手組織との接点づくりの取り組みなどを報告しました。

 さらに、JA全農しが米麦農産部の髙木次長が、平成28年産米の販売状況について報告したあと、平成30年産米に向けた米穀事業の取り組みとして、生産者の方々に安心して営農が継続していただけるよう、また販売先に対しては安定した供給が継続できるように「プロダクトアウト」から、「マーケットイン」への「新しい事業方式」への転換をしていくと説明しました。

 TACの活動報告では、JAレーク大津農業振興課の山田課長が、学校給食への取り組みとして「大津玉ねぎパワーアップ計画」の取り組みや、活動の成果報告があり、また、JA東びわこ営農経済部の大野さんが、農家とともに取り組むこととなった「育苗ハウス跡白カブ」について経過から活動内容を報告し、参加者で情報を共有しました。

 分科会では、「チームラーニングによる活動計画の策定」として、TACと管理者がチームを組み、チームラーニング(質問会議)を行いました。質問力、傾聴力、共感力、思考力といった個人能力を高め、チームで共有し行動することで、課題を明確化し、それを解決するための活動計画を作成する研修をしました。

 参加者は、「色々な提案の考え方や体験を聞くことができ、チームとして課題解決に向けた計画作成手法を、今後のTACミーティングやTAC活動に活かしたい。大変参考になった」と話していました。