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生産者組織と意見交換 相互理解を

 JA全農しがは、生産者組織の活動と全農の事業について共有し理解を深めることを目的とした意見交換会を、滋賀県農協青壮年部協議会、滋賀県農業法人協会、滋賀県青年農業者クラブ連絡協議会の会長や委員長などの出席のもと大津市内で開催しました。

 開会にあたり、JA全農しが小西県本部長が「全国段階での資材事業研究会が設置され、その中で全農の施策、情報がなかなか生産現場まで伝わっていないことから、現場に近い県や地域で生産者組織とJAグループが意見交換をする場を設けてほしいと意見があった。初めての試みであるが、県域の生産者組織の皆様と直接話をさせていただく意見交換会を実現することが出来た。本日は、全農改革に関することや農林水産業・地域の活力創造プランに対する本会の対応についてお話をさせていただきたい。有意義な意見交換会としたい。」とあいさつしました。

 生産者組織をはじめ、JA全農しがや県中央会、JA滋賀担い手サポートセンターからの事業活動報告が行われた後の意見交換では、資材事業検討会での機能を絞った大型トラクターの共同購入や農機シェアリースといった全国域での取り組みを知らない農業者の方が多い。大型トラクターは、モニター機(50~70馬力)による機能の検証を行っているが、地域・経営規模により使用馬力は異なるため判断が難しいことや、農機シェアリースについては、他人の農機は扱いが雑になりやすく、また、乗り慣れていない農機のため故障の早期発見が難しいこと、さらに、共同利用は使用時期のまったく異なる地域、広範囲の地域利用が必要ということや、JAに出荷した米の方が、最終的には他業者より高く精算されるなどの意見が出されました。

 活力創造プランに対する取り組みは、生産者の経営を左右していく内容であり実現してほしいとの意見もあり、今後、県域の組織と全農で出来ること、滋賀県の農業について出来ることなど、意見交換会の次回開催について、今後も協議していきます。