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TAC情報交換会を開催

 JA全農しがは6月13日、県内10JAのTACおよびTAC管理者をはじめ、JA滋賀担い手サポートセンターや各連合会など関係者含め約60名が参加したTAC情報交換会を草津市内で開催しました。

 

 開会にあたり、JA全農しが営農資材部の中川邦宏部長が「TAC部門は平成30年度から新たに2JAで設置され、県内10JAとなりました。生産現場での第一線で担い手の意見・要望を聴き、その声に応えていくTACの皆さま、管理者の皆さまへの期待は、今後ますます大きくなってきます。今後、全農としてJAの活動レベル向上とJAと担い手の信頼関係の構築に向け、精一杯支援して参ります。」と挨拶しました。

 続いて、JA全農耕種総合対策部TAC推進課の宍戸剛基調査役が、全国のTAC活動として、平成29年度の活動状況やJAグループの自己改革においてTACが関わる重要事項、さらに次なるステップとしてTACの取り組む内容や事例の紹介などを報告しました。

 また、同部アグリ情報室の大武勇調査役が、営農総合情報誌「グリーンレポート」や農薬の登録情報、病害虫雑草図鑑の他、新たに気象情報機能も追加した「アピネス/アグリインフォ」や、平成30年度からサービスの提供を開始した「Z-GIS」について紹介しました。「Z-GIS」とは、圃場管理の効率化、解決の一助として開発されたクラウド型営農管理システムです。このシステムを活用することにより、営農情報や生産管理が行えるとともに、航空写真から圃場の確認が出来るようになり、圃場ごとの作付計画や作業内容等までEXCEL表にて記録することが可能になります。

 TAC優良事例研修として、JAふくおか八女の農業振興課TAC井上哲志氏から「JAふくおか八女におけるTACの取り組みについて」の取組報告を行いました。JAふくおか八女は、昨年の「TACパワーアップ大会2017」において全農会長賞を受賞されており、また、井上氏もTAC表彰を受賞されています。

 分科会では、TACの日頃の活動について情報共有し、意見交換することで自分自身の活動のレベルアップにつなげることを目的にグループに分かれた意見交換会を行いました。

 参加者は、「TACパワーアップ大会2017の全農会長賞の取り組みを聞くことができ、また、他JAの色々な提案の考え方や体験を聞くこともできて大変参考になった。個人のレベルアップをはかり、今後のTAC活動に活かしたい。」と感想が述べられました。