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ドローンを活用 肥料散布試験を実施

 JA全農しがとJA全農京都は、夏場の農作業労力軽減などを目的として、農業用ドローンを活用した肥料散布試験を大津市管内の圃場で行いました。

 水稲および麦の追肥等を想定して行われた同試験は、JAやJA全農関係者など約25名が参加し、参加者から「圃場に入らなくても全面散布が出来るので作業メリットがある」などの肯定的な意見があった一方、「農業用ドローンでの肥料散布は、散布速度や肥料の積載量、投下量が不足しているため、動力散布機での散布と比較して作業時間がかかる。現段階では作業への導入は厳しい、改善が必要だ」など活発な意見が交わされました。

 両本部は、今後、肥料散布試験に続き農薬散布試験も実施するとしており、ドローンによる散布とインターネット上の地図に圃場の情報を表示できるZ-GIS(全農営農管理システム)を連動した営農支援強化に取り組みたい考えで、今後も現地検証を行っていく予定です。