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近江米セントラルターミナルの竣工式をおこないました

 JA全農しがは6月28日、栗東市(栗東総合センター敷地内)にて建設を進めてきた「近江米セントラルターミナル」の竣工式をおこないました。


 現在、近江米を取り巻く環境は、大規模生産者への農地集積が加速化し個人調製フレコン出荷が増加、JA検査員の体制整備、農業倉庫の老朽化に伴う修繕費用の増嵩、収容力不足による営業倉庫の利用など様々な現場課題を抱えています。近江米セントラルターミナルは、その課題解決を目的に建設され、県域の集出荷施設を設置し、保管場所を確保することで、個人調製フレコン等の出荷体制を整備する。また、この施設では全農検査員が検査を実施することでJA検査業務の負担軽減を図ります。

 完成した近江米セントラルターミナルは、延床面積約5,700㎡、最大9,000トンを収容することができ、乾燥時期の加湿に加え、近年長期化傾向にある多湿時期の除湿にも対応した機器を装備し、あらゆる環境に安定した保管を行うことができます。

 竣工式では、全農しがの北川本部長から「近江米セントラルターミナルを拠点に輸送・保管にかかるコストの低減や需要者への安定品質での通年供給を行うこと、また全農検査員が検査を行うことでJA業務の支援、ならびにJA農業倉庫の効率化の実現に向け業務に励んでいく。」と力強い挨拶がありました。 

  • 新しく設置された近江米セントラルターミナル