JA茨城みなみ 施設園芸部会では冬春トマトの「まっ赤なトマトっ娘(こ)」を12月から翌年6月まで出荷しています。まっ赤なトマトっ娘は樹上で熟してから収穫されるため、鮮やかな色合いと甘さや旨味が詰まったトマト本来の味わいが魅力です。 産地だより

秋田さんの冬春トマト

JA茨城みなみ 施設園芸部会では冬春トマトの「まっ赤なトマトっ娘(こ)」を12月から翌年6月まで出荷しています。まっ赤なトマトっ娘は樹上で熟してから収穫されるため、鮮やかな色合いと甘さや旨味が詰まったトマト本来の味わいが魅力です。

冬春トマトの「まっ赤なトマトっ

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JA茨城みなみの管内であるつくばみらい市と取手市では、50年以上前から施設でのトマト栽培がおこなわれています。平成14年には谷和原地区・伊奈地区・藤代地区のトマト部会が合併し、JA茨城みなみ 施設園芸部会が発足、同年に選果場の稼働を開始しました。また、より多くの方に部会のトマトを認知してもらうため「まっ赤なトマトっ」というブランド名が付けられました。現在、部会には17名の部会員が所属し、共同選果で12月から翌年6月まで冬春トマトを出荷しています。

ゆっくりと成熟させる冬春トマト

JA茨城みなみ 施設園芸部会 部会長 秋田さん
JA茨城みなみ 施設園芸部会
部会長 秋田さん

JA茨城みなみ 施設園芸部会の部会長を務める秋田さんは、結婚を機に施設栽培をしていた奥様の実家を継ぎ、2代目として就農されました。秋田さんの代からは特にトマト栽培に力を入れ、ご夫婦で50年以上にわたり栽培をおこなっています。

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冬から春にかけて収穫される冬春トマトは、ほかの時期のトマトと比べて日照時間が短いため、余分な葉を取り除きしっかりと日光を当てるようにしています。温度管理し、ゆっくりと樹上で成熟させることで糖度が増し、より濃い味わいのトマトになります。また、長期間にわたって品質の良いトマトを収穫できるよう、部会では病気に強い「かれん」という品種をメインに栽培しています。
「厳寒期には暖房機でハウス内を暖めて栽培しますが、暖房機が故障してしまったら一晩でも全滅してしまうので温度管理は特に気が抜けません。また、5月頃になると日中のハウス内は40℃を超えるので、冬春トマト栽培は寒さも暑さも大変ですね。トマトも正直な野菜だから手が抜けないですが、思い通りに育ってくれると嬉しいです。」と秋田さんは話します。

選果場を通じて、
より統一された規格で安定した品質に

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生産者から届けられたトマトは選果員が一つひとつ丁寧に選別し、選果機でサイズを識別、規格・等級ごとに梱包されます。トマトの選果にはさまざまな項目があり、形状だけでも綺麗な玉でないと等級が下がるほど厳しい基準が設けられています。「以前は個人で選別をしていたので夜まで作業をすることもありましたが、選果場が設立して共同選果になったことで、より統一された規格で出荷でき、栽培にも専念できるようになりました。」と秋田さんは話します。

完熟したまっ赤なトマトを味わって

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秋田さんに今後の目標について伺うと「培ってきた信頼を損なわないように、部会員全員で一致団結し"まっ赤なトマトっ"を出荷し続けていきたいです。目揃え会なども実施し、これからも安定した品質でお届けしていきます。」と話してくれました。また、おすすめの食べ方について「完熟したトマトなので、ぜひサラダで味わってみてください。冬はおでんに入れるのもおすすめです。消費地に近いところから出荷しているので新鮮さには自信があります。トマトは体にも良いので、ぜひ"まっ赤なトマトっ"を食べてみてください!」と教えてくれました。
JA茨城みなみ 施設園芸部会のまっ赤なトマトっは、JA茨城みなみ農産物直売所「みらいっ」でもお買い求めいただけます。箱やパックに印刷されたブランド名「まっ赤なトマトっ」とマスコットキャラクターの「とまこちゃん」が目印です。

取材協力

JA茨城みなみ 野菜選果場

〒300-2431 茨城県つくばみらい市上小目224

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FAX :
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