JA新ひたち野小川ニラ部会は、緑が鮮やかで葉幅の広い肉厚なにらを周年出荷しています。小美玉市は稲作や畜産、養鶏が盛んなことから全部会員が地域資源のもみ殻や堆肥、鶏糞などを活用し、減化学肥料・減農薬で安心安全なにらの生産に努めています。 産地だより

吉田さんのにら

JA新ひたち野小川ニラ部会は、緑が鮮やかで葉幅の広い肉厚なにらを周年出荷しています。小美玉市は稲作や畜産、養鶏が盛んなことから全部会員が地域資源のもみ殻や堆肥、鶏糞などを活用し、減化学肥料・減農薬で安心安全なにらの生産に努めています。

日本有数のにら大産地である小美玉市

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茨城県のにらの生産量は全国3位を誇ります。なかでもJA新ひたち野がある小美玉市は県内トップクラスの生産地です。小美玉市旧小川地区のにら栽培は昭和58年から始まり同年に部会を発足し、平成10年には茨城県銘柄産地に指定されました。現在、JA新ひたち野小川ニラ部会には17名の生産者が所属し、年間を通して高い品質のにらを出荷しています。部会では定期的な残留農薬検査・目揃え会・栽培講習会の実施に加え、生産者同士や販売に関わる方で親睦会をするなど積極的に交流しあい産地の団結力を高めています。

にら一筋、より良いにら栽培へ

JA新ひたち野小川ニラ部会 左:岡野さん 右:部会長 吉田さん
JA新ひたち野小川ニラ部会 
左:岡野さん 右:部会長 吉田さん

JA新ひたち野小川ニラ部会の部会長を務める吉田さんは、にら一筋20年のにら専業農家の2代目です。かつてはすべて手作業でおこなっていた作業を吉田さんの代からは機械を積極的に取り入れ、より正確かつ効率的におこなうことで総作付面積を6haまで拡大させました。各ハウスには青々としたにらが一面に広がっています。

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実は、にらは植え付けてから1年間は収穫をしないことをご存じでしょうか。
品質の良いにらを収穫できるように圃場の半分を使って苗を養成し、株を大きく育てています。吉田さんは「年間を通して安定出荷するには細かな調整・管理が必要不可欠です。にらは十分な養成期間が必要なので栽培面積も倍になります。」と、にら栽培ならではの大変さを教えてくれました。

軟弱野菜のにらを新鮮なままでお届け

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にらの収穫は朝または夕方に毎日おこないます。収穫後は外葉と根本の汚れを丁寧に取り除いて荷造りし、各農家に整備された予冷設備と予冷トラックを使って鮮度を維持したまま出荷します。「涼しい時間帯に水を吸い上げる性質があるので水分たっぷりのおいしい時に収穫をします。にらは軟弱野菜と言われるほど鮮度が低下しやすく些細なことで変色や傷になるので最後まで気が抜けません。収穫後はすばやく低温状態にし、日持ちをよくしています。」と新鮮なにらを届ける工夫を教えてくれました。

さらなる高みを目指し、
小川のにらをたくさんの人に

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吉田さんは今後の目標について「部会の目標は規模を拡張していくことです。高い品質を維持しながら出荷量を増やすことは容易ではないですが、お客様からの期待に応えられるよう今後も部会が一丸となって取り組んでいきます。私自身もせっかく長くにら栽培に携わっているので日々勉強を重ね、より高品質なにらをお届けしたいです。」と話してくれました。

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JA新ひたち野ではレシピを多数紹介していますので、葉幅が広く肉厚な小川のにらでぜひお試しください。5月から10月に出荷される夏にらは香りが強くシャキッとした食感で、11月から翌4月まで出荷される冬にらは甘みが強く柔らかな食感を楽しめます。小美玉市には地元のにらを使用した飲食店もございます。

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JA新ひたち野小川ニラ部会のにらは首都圏の各量販店ほか、直売所「空のえき そ・ら・ら」でお買い求めいただけます。

取材協力

JA新ひたち野 小川営農流通センター

〒311-3412 茨城県小美玉市川戸1450-6

TEL :
0299-58-4139
WEB :
https://www.shin-hitachino.com/contents/office/syousai_12.html

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空のえき そ・ら・ら

〒311-3413 茨城県小美玉市山野1628-44

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