茨城町で育つ
「ひぬまの恵み 愛ちゃんメロン」
茨城県中央部に位置する茨城町では、温暖な気候と涸沼の豊かな水、水はけのよい土壌を活かし50年以上前からメロンの栽培が盛んにおこなわれています。
JA水戸 茨城町メロン部会は昭和58年に発足し、現在38人の生産者が所属しています。青肉メロンでは「オトメメロン」「アンデスメロン」と茨城県オリジナル品種の「イバラキング」を、赤肉メロンでは「レノン」を栽培し、4月から6月下旬にかけて出荷しています。なかでも、「ひぬまの恵み 愛ちゃんメロン」として出荷するレノン・アンデスメロン・イバラキングは、太陽熱による土壌消毒や有機質肥料の使用、減農薬で栽培をしており茨城県特別栽培農産物の認証を受けています。"愛ちゃんメロン"という名称には「愛情を注いで栽培し、みんなに愛されるメロンになってほしい」という想いが込められています。
親子で挑むメロン作り

福島さんのお宅では、平成元年からメロンの栽培をおこなっています。それ以前は干し芋などを生産していましたが土壌に課題があったことや近隣にメロンを栽培する生産者が多かったことから、先代が一から土壌改良をおこないメロンの栽培を始めました。現在は息子さんが跡を継いで、ご家族と研修生を含めた8人で約100棟にもおよぶハウスを管理し、年間およそ2.5万ケースものメロンを出荷しています。福島さんは「先代が良い土壌を作ってくれたおかげで、今こうして良いメロンを育てられているんです。」と話します。
福島さんのメロンはこれまでも高い評価を受けており、直近では県主催のメロン品評会「KING&QUEENコンテスト2025※」の赤肉部門で特別賞を受賞しました。
- ※KING&QUEENコンテストは、シェフやバイヤーといった専門家がメロンの外観や食味、品質の高さなどを審査し、メロンの生産量日本一を誇る茨城県でその年の最優秀メロンを決めるコンテストです。
子供のように愛情を込めて

実は、メロンのなり始めには特徴的な網目模様はまだありません。成長の過程で、適切な温度管理や水やりをすることで表皮にひび割れが生じ、美しい網目模様の甘いメロンに育っていきます。福島さんは栽培について「特に重要で大変なのは換気です。毎日、気温に合わせてハウスの開け具合を調整して温度を管理しています。水やりも、ただ与えればいいわけではなく天気やメロンの状態を見ながら加減しています。これがまた難しく、何年栽培していても気が抜けませんね。」と話してくれました。メロンは、一株に2玉だけを実らせます。収穫が近づくと株元から遠いほうのメロンを割って糖度を検査し、緑肉種は14度、赤肉種は15度、そして愛ちゃんメロンは1度高い糖度を基準に収穫・出荷されます。
選ばれるメロンを、
これからも作り続けていきたい

今後の目標について福島さんに伺うと「これからも自信をもって"おいしい"と言えるようなメロンを作り続けていきたいです。また、KING&QUEENコンテストの上位の賞も獲れるように、より一層栽培に励んでいきたいです。メロンを食べて皆さんが笑顔になってくれたら、私たちも栽培を続けていけるので、ぜひ、ひぬまのメロンを選んでもらいたいです。」と意気込みを語ってくれました。
JA水戸 茨城町メロン部会のメロンはJA水戸 グリーンひぬまなど、JA水戸管内の各直売所でもお買い求めいただけます。愛ちゃんメロンは箱やシールに記載された「ひぬまの恵み 愛ちゃんメロン」の名称が目印です。
ひぬまの自然と生産者の愛情が育んだ、甘くてみずみずしいメロンをぜひご賞味ください。
取材協力
JA水戸 南部営農資材センター
〒311-3138 茨城県東茨城郡茨城町城之内684-1
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JA水戸 グリーンハウスひぬま
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