にら

臭み消しにもなる強い香りが特徴のにら。主流は葉幅が1cmほどでやわらかい大葉にら。小葉にらは耐暑性があり細葉だが、在来種が多く栽培は少量。周年安定して出回るが、旬は冬~春で、1月~5月が一番多く販売されます。

鮮度の見分け方としては、葉にツヤがありみずみずしい緑色のもの、葉先までまっすぐ伸びているもの、葉の幅が広く肉厚なものなどがあげらます。

最適な保存条件としては、温度0℃、適湿度90~95%で貯蔵期間は2~3週間。ラップで包んで冷蔵庫の野菜室に立てて入れ、葉が傷みやすいので折れないように注意が必要。

独特の臭いの成分となる硫化アリルのほか、カロテン、ビタミンC、B1、B2をバランスよく含んでいます。

調理方法として臭いが気になる場合は、ごま油で炒めたり、鍋料理で肉類と一緒に食べれば気にならない。栄養価が高いので、疲れた時や食欲がない時に食べたい野菜です。

例えば刻んで雑炊や粥に入れるとのどごしが良くなり、卵を加えると栄養満点メニューに。

臭いのもとである硫化アリルは肉の臭みを消すのに最適で、レバーやジンギスカンに。
刻んだ生のにらを醤油に漬けて保存しておくと、炒め物や焼肉のタレ、ラーメンの香味などに便利です。

主な産地

選び方

  • 緑が濃く、葉肉に厚みがあるもの
  • 葉の幅が広く、新鮮で色つやがよく、ピンと伸びてるもの

保存方法

  • ラップに包んで野菜室に立てて保存。

農経新聞社 野菜と果物の品目ガイド より一部抜粋