あさがお菜はヒルガオ科サツマイモ属で中国やタイ、フィリピン、オーストラリアなどでは古くから親しまれてきた野菜の一つです。切れ目の入った長卵形の若い葉と茎を食べる野菜で、シャキシャキとした食感のある空洞の茎と、少しヌメリを持つ葉が特徴です。
あさがお菜という名前の他、空心菜やヨウサイ、エンサイ、ウンチェーバー、ウンチェーなど多くの名前がある野菜でもあります。あさがおに似た花を咲かせることからあさがお菜と名付けられました。高温多湿を好む植物で、温暖地の湿地帯や水田などで栽培されています。近年、ハウスや施設での栽培も各地でされるようになりました。
茎葉を主に炒め物または中華風のおひたし (
調理する際は、あさがお菜の特徴であるシャキシャキとした食感を活かすために、火を入れ過ぎないように注意が必要です。味にはクセが無く、さまざまな料理に使えます。
あさがお菜の旬は7月から9月頃までです。
主な産地
選び方
- 葉先までハリがあり、緑が鮮やかで濃いもの。
- 根もとの切り口を見て、まだみずみずしいもの。
保存方法
- 乾燥に弱いため、根もとの切り口にたっぷりと水を含ませたティッシュやキッチンペーパーなどで包んだうえに、濡らした新聞紙などで全体を包み、ビニールやポリの袋に入れて冷蔵庫で保存。
- あさがお菜の特徴はシャキシャキとした食感です。冷凍保存はあまりお勧めできません。