おおいたの農畜産物

お米の上手な選び方・表示の見方

お米の上手な選び方や炊き方、栄養価についてや、お米、麦、大豆を使ったおすすめレシピを紹介いたします!

お米の上手な選び方・表示の見方

お米の上手な買い方・選び方

  • お米は生きています。精米したお米は約1ヶ月で酸化して、食味が落ちてしまいます。まとめ買いせず、家族の食べる量を考えて、1ヶ月くらいで食べきれる量を買うようにしましょう。
  • お米の賞味期間は季節によって違います。米袋に表示されている「精米年月日」を確かめて、精米日からあまり日数のたっていないお米を選びましょう。

    【お米の賞味期間】

    (9月~3月)約2ヶ月
    (4月~5月)約1ヶ月
    (6月~7月)約25日
    (8月)約15日

  • お米には産地や品種によってそれぞれの持ち味があります。販売店で好みの味を相談してみて、自分に合った美味しいお米を見つけましょう。いろんな味を試してみるのも面白いですよ。

お米の表示の見方

  • お米には、JAS法という法律の「玄米及び精米品質表示基準」で、平成13年4月から全ての販売者に表示することが義務付けられています。お米を買う時に、米袋の中に入っているお米の産地や品種、産年などの情報が簡単にわかるようになっています。お米を買う時には、表示を必ず確認しましょう。

お米のおいしい炊き方、保存法

お米の保存の仕方

  • お米は高温、高湿を嫌います。保管場所には温度、湿度が低く、直射日光の当たらない風通しのいい場所を選びましょう。台所は火を使うため、温度、湿度ともに高くなるので保存場所に向いていません。
  • タッパーやペットボトルなど密閉できる容器にお米を移しかえて、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しておくと、おいしさが長持ちします。
  • 万が一、虫がわいてしまった時には、新聞紙等にお米を広げて陰干しすればOKです。

お米の美味しい炊き方

  1. 1.お米の分量をカップやマスで正確にはかりましょう。
    • お米を研ぐ時はお湯を使わず、水を使いましょう。お湯を使うとお米にぬかが吸収され、ぬか臭さが出てしまいます。
    • 最初は水をたっぷり入れて手早く、軽く研ぎます。すぐに濁った水を捨てましょう。
    • 水を入れ替え、手のひらでお米を押すように優しく研ぎます。(力をいれてゴシゴシ研ぐ必要はありません。お米が割れてしまうことがあります) 研ぐ⇔水を替える・・を2・3回繰り返せばOKです。
      時間が経つと、水と一緒にぬか臭さも吸収してしまうので、5分以内に手早く完了しましょう。
    • 最後につけ置きをします。つけ置き時間は、冬は2時間程度、夏は30分程度です。
  2. 2.お米を炊く
    • 炊飯器は内釜の印があるところまで水を入れましょう。好みの固さにしたい時は、水を増減してください。釜や鍋で炊くときは、米の量に100ml多く水を入れて炊いてください。新米を炊く場合は水分をたっぷり含んでいますので、いつもの水加減よりも少なめにしましょう。

お米のヘルシーさ、栄養価など

ごはんには栄養たっぷり

  • ごはんには炭水化物をはじめ、たんぱく質や、ビタミン類など様々な栄養が含まれています。

炭水化物 55.6g 体を動かすエネルギー源
たんぱく質 3.8g 血液、筋肉、細胞など体をつくる源
脂質 0.5g 体を動かすエネルギー源
ビタミンB1 0.03mg 食欲増進、疲労回復、心肺機能を安定させる
ビタミンB2 0.01mg 神経系の働きを助ける、お肌の調子を整える
カルシウム 4.0mg 骨・歯を丈夫にする、精神を安定させる
マグネシウム 10.0mg 動脈硬化、心筋梗塞などを防ぐ
0.1mg 貧血、めまい、疲労などを防ぐ
亜鉛 0.9mg 味覚・嗅覚を正常に保つ、傷等の回復を早める
食物繊維 0.5g 便秘を防ぐ、コレステロールや血糖値上昇を防ぐ

「五訂増補 日本食品標準成分表」より算出 (可食部100gあたりに含まれる成分)。

ごはんを食べて、朝から元気に!

  • 朝ごはんは、眠っていた身体を、活動モードへ切り替えさせるための大切なエネルギー源です。
    朝ごはんを抜くと、長時間にわたってエネルギーが空のままなので、頭も体も満足に働きません。 ごはんに含まれる炭水化物は、すぐに消化されてブドウ糖になり、体を動かすエネルギー源になります。血糖値が上がることで体温が上がり、元気に活動できる状態になります。

ごはんを食べて、朝から元気に!

  • ごはんは炭水化物を多く含むことから「ごはんを食べると太る!」と思って、ごはんを食べない人も少なくありませんが、これは間違い。ローカロリーでゆっくりと消化されるため腹持ちもよく、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル、食物繊維もとれるごはんはバランスも良く、美容やダイエットにも適した食物だと言えます。もちろん、食べすぎはダメですよ。
  • ごはんの長所は、どんなおかずとも相性バツグンなところ。ごはんを主食にすれば、いろいろな食品を一緒に食べることができるので、栄養素をバランスよく取り入れることができます。家族みんなでごはんを食べて、健康的で元気な毎日をおくりましょう。