おおいたの農畜産物

きく 学名:Dendranthema (ダンドラセマ) 旧)Chrysanthemum

大分を代表する花のひとつが菊。菊は皇室の紋章で、日本の国花の一つです。 原産地は中国で,日本には8世紀半ばに伝わりました。中国では長寿延命の薬草とされていて、邪気を祓う魔除けにもなるので、陰暦の9月9日、厄を祓い、無病息災を祈る重陽の節句には菊酒を飲む風習がありました。
日本でも、菊花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する行事として盛んに行われ、菊の節句とも呼ばれていました。「きく」は漢名の「菊(クク)」を音読みしたもので、漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられたと言われています。別名は「ヨワイグサ(齢草)/インクンシ(隠君子)ジュカク(寿客)」。

花言葉

私を信じて下さい,女性的な愛情,清浄,高潔,破れた恋,真の愛

主な産地

JAおおいた(国東・杵築・佐伯・玖珠九重)、JAべっぷ日出

トルコギキョウ 学名:Eustoma

トルコ原産のキキョウではなく、北アメリカ原産で山脈の高原地帯に自生しています。
名前の由来は、蕾の形がトルコ人のターバンのようで咲き方がキキョウに似ているためだとか。学名の「ユーストマ」はギリシャ語で「よい口」を意味し、釣り鐘状に咲いた花の形から名づけられたと言われます。日本に輸入されたのは1930年代。当時はラベンダー色で一重咲きの小さな花を咲かせる品種でした。現在のように様々な色や咲き方が楽しめるようになったのは1970年以降。花色もラベンダー、白、青、ピンクの単色や白地に紫やピンクの縁取りなど多彩です。近年では品種改良も進み、八重咲きやバラの様な形など様々な咲き方を楽しめます。

花言葉

よい語らい、優美、希望

主な産地

JAおおいた(豊後高田・国東・杵築・佐伯・竹田・日田・玖珠九重)

ほおずき 学名:Physalis alkekengi var. franchetii

古くから観賞用に栽培されており、提灯を連想する形や色からお盆になくてはならない存在です。
ほおずきは漢字で「鬼火」「鬼燈」「酸漿」と書き、別名カガチ(輝血)ともいいます。実を良く揉みほぐして中の種を抜き、口に含んで鳴らす遊びは昔から親しまれており、遊ぶ時の子供の頬の様子(頬つき)がホオズキの語源といわれています。
また、亀虫(昔の方言で「オホ」)がつきやすかったことから「オホヅキ」となり、それがしだいに「ホオヅキ」になった、とも言われています。根は漢方で「酸漿根(さんしょうこん)」と呼ばれ、咳止めや解熱に用いられています。

花言葉

自然美・可愛い感じ・いつわり・欺瞞

主な産地

JAおおいた(豊後高田・国東・杵築・佐伯・日田)

スイートピー 学名:Lathyrus odoratus

原産地はイタリアのシシリー島。17世紀に発見され、ヨーロッパを中心に品種改良されました。
スイートピーは英名で、「香りの良いエンドウマメ」を表わしています。日本には江戸時代末期に伝わり、エンドウマメに似ていて香りの良いことから別名カオリエンドウ(香豌豆),ジャコウレンリソウ(麝香連理草),ジャコウエンドウ(麝香豌豆)などと呼ばれています。
柔らかな花の印象とは対照的に花もちが優れており、若い女性に人気が高い花です。色は紅・ピンク・紫・青・白・クリーム等で絞り入りもあって,種類は豊富にあります。花の形が今にも飛び立っていきそうな蝶のようだということから「門出」と言う花言葉が生まれました。

花言葉

門出・やさしい思い出 繊細 喜び

主な産地

JAおおいた(豊後高田・佐伯・豊後大野)