果物
ゼリーオレンジ・サンセレブ
大分の明るい太陽をしっかり浴びて育ち(サン)優雅な貴婦人(セレブ)を連想させる果物です。この品種は大分県の研究機関が開発し、生産者で組織する「大分県柑橘研究会」の「推進品目」として県下で栽培されています。非常に香りも良く、酸も少ない果実です。また、果肉は柔らかく果汁の濃いオレンジの香りで、カットすると皮と果実が簡単に分かれ、ゼリーのような「ぷるるん」とした食感が楽しめます。冷凍にしてクラッシュして食べると、また違った食感が味わえます。
美娘
大分の方言で、かわいい小さな子供(女性)を「びこ」といい、その愛くるしい名前を温室栽培された「天草」に『美娘(みこ)』と命名しました。『美娘(みこ)』は温室栽培で作られた「天草」のうち、光センサーで外観・味・品質がチェックされ、基準をクリアしたものだけが出荷されます。また、果皮は滑らかで紅が濃いのが特徴で、食味はマイルドで果汁は多くジューシーな果物です。
美娘のイメージキャラクターの「美娘キャロライン佐藤」もしっかり応援!
カットしてお召し上がりください。
大分ハウスみかん
大分県では、昭和48年から杵築市を中心に県内各地で栽培が始まり、今では全国で生産量第3位となっています。また、日本一早い時期に出荷されています。夏場に食べられる『ハウスみかん』は、甘みと酸味のバランスが絶妙で消費者に人気の果物となっています。
栽培は10月頃からハウスにビニールを張り、加温を始め、冬の間にみかんを成長させて、4月から9月にかけて全国各地へ出荷します。
夏場に冷やして食べると、いっそうおいしく食べられます。
シャインマスカット
『シャインマスカット』は、平成18年に国の研究機関によって品種登録された新品種で、ブドウの女王と呼ばれる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の血を引いています。
芳醇なマスカット香に加え、糖度が高く、種なし(※)で皮ごと食べられるのが特徴です。
その中で『大分シャインマスカット Select(セレクト)』は、園地のセレクト(着果制限、樹齢など)・味のセレクト(糖度18度以上)・販売セレクト(房型、果皮色など)の3つの検査基準をクリアしたもののみを出荷しています。
※気象条件などにより、まれに種が混入することがあります。
いちご
いちごにはビタミンCがたっぷり含まれており、5粒で一日に必要なビタミンCが補給できるといわれています。風邪やインフルエンザの予防はもちろん、お肌のしみ・そばかす予防の効果があります。また鉄分の吸収を高めることから貧血にも効果的。さらに最近話題のキシリトールも含まれており、虫歯・歯槽膿漏の予防も期待できます。洗うときにはビタミンCが流れ出さないようへたをつけたまま洗ってください。 選び方:赤い色が濃くつややかで、ヘタが濃い緑色のものを選ぶと良いでしょう。
ベリーツ
大分県が8年もの歳月をかけて開発した品種「ベリーツ」。
大玉系で一口頬張ると、口の中に特有の芳香が広がる特徴があり、「スイーツ」みたいな「ストロベリー」との造語から「ベリーツ」と名付けられました。
大分県内では、ほぼ全域で栽培されており、11月から6月初旬にかけて出荷されています。主に、関西および大分県内の量販店や百貨店にてお買い求めできます。
保存方法
いちごは水気を嫌うので、洗ったりヘタを取ったりしないで、ラップをかけて冷蔵庫で保管してください。
主な産地
JAおおいた(国東・杵築・大分・由布・佐伯・竹田・野津・玖珠・日田・宇佐・豊後高田・豊後大野)
ハウスみかん
太陽をいっぱいに浴びながら、最適な温度や水管理のもと丹精込めてつくられている「おおいたハウスみかん」は、果皮が薄くジューシーでとても風味豊か。冷やして食べるとまた格別で、お中元など夏の贈り物に喜ばれています。美容や疲労回復に効果があり、みかんの筋や袋には繊維質も含まれています。また、みかんの色素であるベータクリプトキサンチンは、一日に1~2個食べれば生活習慣病に効果が期待できるとされています。
選び方
みかん表面のきめ(油胞)が細かくて、色が濃く、扁平なものがおいしいとされています。
保存方法
冷蔵庫で冷たく冷やして下さい。
主な産地
JAおおいた(国東・杵築・臼杵・佐伯)、JAべっぷ日出、杵築柑橘農協
ポンカン
インド原産の南方系柑橘で、日本での栽培は、明治に中国・台湾を経て伝わりました。
果皮は温州みかんなどと比べると厚いものの、皮が裂けやすいので簡単に剥くことが出来ます。鮮やかなオレンジ色、さわやかな風味で、果肉は柔軟多汁。酸味が少なく、甘くて薫り高い果汁に根強い人気があり、冬季のデザートとして最適な柑橘果物です。
選び方
果皮に張りがあり、ヘタが緑で新鮮なものを選びましょう。
保存方法
低温の適湿な場所が良いでしょう。
主な産地
JAおおいた(杵築・臼杵・佐伯)
サンクィーン
品種名は「セミノール」といい、1931年にアメリカでグレープフルーツとみかんの一種であるタンゼリンの交配で生まれた品種です。 実は「サンクィーン」という名称は大分県だけで使われる名称で、県南地区の豊かな恵みをイメージする名前として公募によって命名されました。果汁がたっぷり含まれているのが特徴です。美しい容姿と赤い橙色の果肉・爽快な食味はまさに「みかんの女王」。果汁が多いので手でむいて食べるよりも、しぼったり、ナイフで櫛切りして食べるのがお勧めです。
保存方法
低温の適湿な場所が良いでしょう。
主な産地
JAおおいた(臼杵・佐伯)
美娘(天草)
早生温州と清見にオレンジを掛け合わせたミカンの新品種で、スーパー等ではなかなか見られない珍しいミカンです。
「美娘」という商品名はおおいた中央柑橘連にて栽培されたもので、初々しい生娘を意味する大分の方言「びこ」より名づけられました。赤橙色の薄く滑らかな果皮に包まれた美しいみかんで香りも抜群。また柔軟多汁な肉質と薄いじょうのうのおかげでとてもマイルドでジューシーな食感です。旬を迎えた12月は贈答用の高級果実としても喜ばれています。
保存方法
低温の適湿な場所が良いでしょう。
主な産地
JAおおいた(杵築)
なし
梨は、弥生時代の遺跡から種子がみつかっており、「日本書紀」にも登場することから、日本で初めて栽培された果実といわれています。
解熱作用や炎症を和らげる効果があり、風邪や扁桃炎の時にぴったり。また、豊富に含まれるカリウムは、むくみ改善・高血圧改善などにも効果があり、果汁に含まれるリンゴ酸とクエン酸は疲労回復に役立ちます。成分の90%近くの水分を含み、喉の渇きを潤すので二日酔いの時にもお勧め。タンパク質の消化を促進する酵素も含まれているので、肉料理の後のデザートにもよいでしょう。
選び方
皮の色ツヤが良く、ずっしりと重いものを選びましょう。
保存方法
ポリ袋などで密閉し、冷蔵庫で保存してください。
主な産地
JAおおいた(日田・中津)、JAべっぷ日出、JA玖珠九重
ぶどう
ぶどうは世界で最も多く生産されている果物です。日本では多くが食用として栽培されているのに対し、世界的には生産量の約8割がワインの醸造用で占められています。ぶどうの甘味(ブドウ糖と果糖)は吸収されやすく、すぐにエネルギーに変わる良質のエネルギー源で、疲労回復や体力増強、夏バテ緩和に効果的です。また、ポリフェノールを多く含み、老化防止、がん抑制、関節炎、生活習慣病予防に効果があると言われています。
選び方
皮の色が濃く、張りがあり、白い粉を吹いているもの、枝がぴんとして緑色で太いものが良いようです。
保存方法
新聞紙などに包みポリ袋に入れて冷蔵庫へ。房からはずして凍らせるのもお勧めです。
主な産地
JAおおいた(日田・安心院)