栃木の農畜産物

とちぎの果実

栃木県を代表する果実。それは“いちご”。X'masをはじめ、日本の冬を代表する果実になりました。でも、とちぎにはほかにも沢山の果実があるのです。初夏の味覚メロンと巨峰、夏から初冬にかけては日本なし。さわやかなとちぎの果実が食卓を彩ります。

栃木のいちごについて

とちぎの果実

とちあいか

大粒でジューシー、ほどよい酸味にキワだつ甘さ! 切った断面はかわいいハート型♡

とちあいかの特徴は、何といっても甘さです。糖度は、とちおとめと同じくらいですが、酸味が少ない分甘みが際立っています。とても香りがよく、ジューシーで、大きさは、とちおとめとスカイベリーの中間ですが、見栄えする大玉サイズに育ちます。
ヘタの部分がへこんでいるため、縦にカットすると切り口がハート形に見えるのが特徴で、バレンタインデーやひな祭り用のスイーツとしても人気です。収穫期間が10月末から6月初旬なので、長い期間そのおいしさを楽しむことができます。

とちあいか
とちあいか

とちおとめ

味が濃く、甘酸っぱい果汁たっぷりのジューシーいちご!

栃木県農業試験場で「女峰」の後継種として育成され、1996(平成8)年に品種登録されました。甘さと酸味のバランスがよく、濃厚な味わいが特徴です。
日本国内のいちご品種取り扱いシェア1位を誇り、日本で最もポピュラーないちごです。実が大きくて、酸味が少なく、甘くてジューシー。ツヤツヤと光沢があるのが特徴です。とちおとめを使ったスイーツやワイン、チューハイ、サイダーなど、さまざまな商品に加工され、おみやげとしても人気があります。

とちおとめ

スカイベリー

おおきくキレイで、美しい! ベリーおいしいいちご

全国でも栃木県にしかない「いちご研究所」が17年の歳月をかけ、10万株の中から選び抜いた品種です。
大粒できれいな円錐形、糖度と酸度のバランスがよく、ジューシーでまろやかな味わいが特徴。特別な日や記念日、大切な人への贈りものなどに最適なプレミアムないちごです。名前には「大きさ、美しさ、おいしさ」のすべてが大空に届くような素晴らしいいちごという意味が込められています。また、栃木県の百名山である「皇海山(すかいさん)」にもちなんでいます。

スカイベリー

夏から秋まで味わえる個性豊かな梨が勢ぞろい!

寒暖の差が大きく、適度な雨量があり、肥沃な土地は果物の生産にうってつけ。栃木県にはこうした条件が揃っています。その気象条件にもっともあっているのが”日本なし”。栃木県は梨の生産も盛んです。露地栽培の「幸水」、「豊水」が主力ですが、「あきづき」、「新高」などの晩生種の導入が進み、7月下旬頃から11月頃まで収穫期間が拡大しています。「幸水」は甘みが強く、果汁たっぷりの果肉が特長で、「豊水」は甘みと酸味のバランスが良い爽やかな味が魅力。その後に出回る「あきづき」や「新高」は、大玉で甘いのが特長です。

梨

梨(にっこり)

大玉で高糖度の栃木生まれのオリジナル!

「にっこり梨」は栃木オリジナルの品種で、「新高」と「豊水」を交配して育成されたもの。大玉で、中には1kgを超えるものもあります。果肉は糖度が高く、シャリっとした触感とジューシーな味わいが特長です。収穫時期は9月下旬頃から11月上旬頃。味も香りも申し分なく、その人気は高まっています。

梨(にっこり)

メロン

完熟ジューシー!甘さの詰まった宝箱

肥沃な土地に恵まれた栃木県はメロンの産地でもあります。真岡市を中心に、果肉が赤色で糖度も高く、なめらかな口当たりと深みのある甘さが特長の「クインシーメロン」、さわやかな甘みで果肉がやや硬めのきれいな緑色が特長の「タカミメロン」、ジューシーで爽やかな甘さとホワイトグリーンの果肉が特長の「オトメメロン」など、良品質なメロンが生産されています。4月下旬から甘い香りと甘味の豊富な果実が出荷されます。

メロン

巨峰

豊富に含まれるポリフェノールで悪玉コレステロールをやっつけろ!

栃木県のぶどうの主力品種である「巨峰」は”ぶどうの王様”とも呼ばれ、豊かな大地で太陽の恵みをいっぱいに受けて育つので、大粒で甘みたっぷりなのが特長です。深い紫色の果実は、ブルームと呼ばれる自然のロウ質におおわれます。このブルームは果実を守っているもので、生産・出荷の際に直接手が触れないよう、細心の注意が払われます。観光ブドウ園も各地に開設され、特に県南部に位置する旧岩舟町・旧大平町は県内一のぶどうの産地です。ぶどうは県南部を中心に栽培されており、8月から10月まで収穫される露地栽培のほか、施設化が進み、5月から8月まで収穫を行うハウス栽培もおこなわれています。

アスパラガス