栃木の農畜産物

とちぎの米・麦・大豆

栃木県は古くは「下野(しもつけ)の国」と呼ばれていました。
「け」は「毛(穀物)」を意味し、五穀に恵まれた豊かな土地とされていたようです。 これはそのまま現在にも当てはまること。日光・那須の山々から流れ出る鬼怒川、那珂川などの清流、そして肥沃な大地。稲をはじめ、麦や大豆を豊かに育みます。

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とちぎのおこめ

栃木県産コシヒカリとちほのか

つやと粘りに自信あり!お米の王様

お米の代表詞とも言えるコシヒカリ。中でも栃木県産コシヒカリは全国2位の生産量を誇るだけでなく、平成30年・令和元年に2年連続で『特A』を獲得。炊き立ての白米だけで食べたくなるほどのおいしさ。つやつや感、もちっとした弾力ある粘りは”米どころ栃木”を代表するにふさわしいお米です。

特徴

安定した食味と品質
粘り強くツヤがある
品質が良く、粒がやや大きい

系譜

栃木県産コシヒカリとちほのか

なすひかり

大きな粒においしさぎゅっと。

コシヒカリよりも収穫が早いことから、主に県北地域で多く栽培されている「なすひかり」は栃木オリジナルの品種です。太陽の光をたっぷり浴びて、大きくふっくらと、そして栃木県の豊富な水源が夜の気温を下げるため、日中に作られたうまみ成分を夜にぎゅっと粒に蓄えて、おいしいお米に育ちます。秋の訪れと栃木の実りを届ける「とんぼ」のマークが目印です。

特徴

早生であり、良食味
品質が良く、粒がやや大きい
寒さに強く、倒伏しにくい

系譜

なすひかり

栃木県産コシヒカリ栃乃プレミア

米どころ・栃木県が誇るプレミアムなお米

大手ファミリーレストランやコンビニエンスストアのニーズに応えた商品作りで培った独自の検査技術をもとに、良食味の栃木コシヒカリを選び抜いて作ったお米です。パッケージの4つ丸はそれぞれ「栃乃プレミア」に欠かせない”長い年月”、”大地”、”川”、”太陽”を表しています。

栃木県産コシヒカリ栃乃プレミア

とちぎの星

冷めてもおいしい期待の新人

26年産に登場した新しい“栃木の顔”。ぷくっと大粒で豊かな甘さが特徴です。“特A”獲得経験が多い「なすひかり」を父親に持つので、良食味であるのはもちろん、炊飯時にしっかりと経つ粒はとても美しいです。さらに際立つのは冷めてもおいしいこと。丼物やカレーにぴったりで、食卓をにぎわせてくれること間違いなしです。パッと目を引く青いパッケージが目印です。

特徴

大粒で良食味
炊飯後も粒がしっかり、品質良し
暑さに強く、病気に強い

系譜

とちぎの星

あさひの夢

さっぱりとした中にも深い味わい

あさひの夢は、やや大粒でさっぱりとした味わいが特徴です。県南部を中心に栽培されているお米で、麦との二毛作にも適しています。食味・品質ともに厳しい条件が求められる業務用にも応えるのがこのあさひの夢。もしかしたらみなさんも様々なお店で味わっているかもしれません。

特徴

品質・食味がいい
基肥少肥で多収
縞葉枯病に強い

系譜

あさひの夢

穂のキセキ

栃木県で生まれたオリジナルブレンド米

「穂のキセキ」は、栃木県産米のみ原料に使用したブレンド米です。米袋パッケージおよび愛称は、県内302名の学生が参加したコンテストで選ばれたものを採用しています。パッケージには、「お米といえばおにぎり。そのおにぎりが世界に羽ばたく様子に里山と稲穂を組み合わせたものをベースに、梅干しを栃木県の形にする」といった工夫が凝らされています。また、愛称には、「米作りひとつひとつの過程の”軌跡”と、”奇跡”的に一粒一粒作られていることを併せて”キセキ”」という意味が込められています。

穂のキセキ

小麦

パンやラーメン、うどん…いろいろな料理に大活躍!

栃木県で生産される小麦は、主に4品種。「さとのそら」、「イワイノダイチ」は、主にお菓子やうどんなどに加工されます。また、「タマイズミ」は、中華めん用や、醤油の醸造用に、「ゆめかおり」はパン用に作付されています。

小麦

二条大麦

ビール会社との国内契約数量全国トップ!

二条大麦は、全国屈指の生産量を誇り、なかでもビール醸造に使用されるいわゆる「ビール麦」では全国一の生産量です。県内で生産されている主要品種は「ニューサチホゴールデン」です。ビールだけではなく焼酎の原料としても使われる栃木の麦秋(5月下旬~6月上旬頃)を彩る作物です。

二条大麦

六条大麦

健康志向の高まりから需要が高まっています!

六条大麦は、健康食品としても見直されている麦ご飯(押し麦・米粒麦等)や麦茶に加工される大麦です。主に作付けされている品種は「シュンライ」です。

六条大麦

大豆

豊富なたんぱく質が魅力の「畑の肉」

全国で有数の生産量を誇ります。県内で生産されている主要な品種は「里のほほえみ」です。これまでの「タチナガハ」よりも品質・収穫量が優れているため、平成27年産から全面転換しました。用途は豆腐や味噌、煮豆、納豆など多岐にわたり、中には学校給食の献立や大手健康食品メーカーの原材料として使用されているものもあります。県内全域で生産されており、6月中旬~7月上旬に播種、10月中旬~11月上旬に収穫します。

大豆