栃木の農畜産物

とちぎの野菜

栃木県は首都圏に近い立地を生かし、毎日の食卓にかかせない野菜をお届けしています。
代表的な作物は、トマト、きゅうり、なす、ねぎ、にらなど。また、冬季の豊富な日照の恵みによる施設園芸も盛んです。

とちぎの野菜

トマト

元気な毎日に!陽の光をたっぷりあびた真っ赤な恵み

栃木のトマトは、豊富な日照・肥沃な大地・澄んだ水などの恵まれた自然・気候を活かして栽培されています。 トマトというと一般的な旬は夏と思われがちですが、栃木のトマトは11月~6月にかけて収穫する冬春トマトが栽培の主力となっており、早春(2月~5月頃)に最盛期を迎えます。 冬でも晴天が多く、日照時間の長い土地柄は、ハウス栽培に最も適しており、ハウスの中で太陽の光をたくさん浴びてすくすくと育ち、真っ赤でずっしりと締まった実をつけます。

にら

にら

豊富なビタミン群で疲労回復とスタミナアップに最適!

全国トップクラスの生産量を誇る栃木のにら。甘みがあって風味がよく、味わいに深みがあるのが特徴です。 11月から3月に収穫された”冬にら”と、4月から10月に収穫される”夏にら”があり、年間を通して出荷を行っています。 にらに含まれるビタミンA(カロテン)は、肌のカサつきを防ぎ、潤いを与える働きがあります。さらに、ビタミンCやビタミンB1・B2もバランス良く含まれています。

にら

なす

食欲増進に効果的!夏は特においしい野菜

栃木のなすは、肥沃な水田を利用し、県内各地で生産されています。最もおいしい夏秋のなすは、全国でも栃木県がトップクラスの生産量を誇ります。 その魅力は、やはり”鮮度”。早朝から収穫され、立地を生かしてスピーディーに首都圏に運ばれます。また、近年では11月から6月にかけ生産される冬春なすも増加。いちごやトマト同様、冬期の豊かな日照を活かし、温泉熱や暖房機の活用、養液栽培などの技術により、年間を通して新鮮でおいしいなすを出荷しています。

なす

きゅうり

みずみずしさが口の中に広がる!胸やけ防止、むくみの改善にも!

栃木のきゅうりは、冬から初夏にかけて収穫する冬春きゅうりをはじめ、初夏どり、夏どり、秋どりなど、いろいろな作型の組み合わせによって周年出荷を行っています。 きゅうりはカリウムを多く含み水分も豊富であることから、利尿作用があり、二日酔いや手足のむくみの解消にも良いとされています。 栽培の基本は、土作り。たい肥などの有機質の肥料を多く使用し、安全・安心・おいしいきゅうりを作っています。

きゅうり

ねぎ

やわらかで甘みたっぷり栄養価の高い「食べる薬」

”ねぎ”は日本の食卓に欠かせない食材のひとつ。全国各地で栽培されていますが、栃木県も主力産地の一つ。江戸時代から作られています。 各産地でいろいろなねぎが栽培されており、大田原など県北地方を中心に栽培される「那須の白美人ねぎ」、宇都宮西北部の「新里ねぎ」、栃木市の「宮ねぎ」など。特に日本農業賞の大賞を受賞した「那須の白美人ねぎ」は、生で食べられる軟らかくて甘いねぎとして人気です。もちろん定番のねぎも県内全域で生産されています。

ねぎ

アスパラガス

みずみずしく美しい緑色にさわやかな甘みと歯ごたえ

栃木のアスパラガスは、やわらかく甘いのが特徴です。おいしさの秘密は土作り。酪農や畜産も盛んな栃木県では、畜産農家から自家製の良質なたい肥を提供してもらい、それを利用して健康な土作りを行っています。アスパラガスには、グリーン、ホワイト、パープルなどの種類があり、県内では主に大田原市、宇都宮市、上三川町、足利市での栽培が盛んです。

アスパラガス