栃木の農畜産物

とちぎの畜産

栃木県の全体の農業産出額のうち、畜産業における産出額は全体の約3割を占めます。 主な品目である、 "酪農" "肉牛生産" "養豚" においてはそれぞれ全国トップ10に入ります。

【酪農】 生乳の生産量 全国第2位 【肉牛】 県内の飼養頭数 全国第6位

【養豚】 県内の飼養頭数 全国第8位

酪農はH27、肉牛、養豚はH28の実績 (農林水産省 農林統計HPより)
栃木県は、豊富な緑、新鮮な水、澄んだ空気など恵まれた環境の中で、非常に畜産業の盛んなところです。 全農とちぎは肉用牛と肉豚を取扱い、指定生産者の方が愛情込めて育てた、安全で安心な肉類を食卓にお届けします。

とちぎの畜産

とちぎ和牛

"匠の味"の黒毛和牛

「とちぎ和牛」は栃木県を代表する黒毛和牛で、指定生産者肥育のもと、枝肉格付がA・Bの4等級以上に認定された枝肉だけに与えられる銘柄です。平成23年度12月より、「米を給与した牛」が認定条件となりました。米を給与することにより、風味が向上するとされています。 県内で約10千頭の和牛が飼養され、そのうち「とちぎ和牛」として認められるものは年間約3千5百頭です。肥育期間に約30ヶ月という長い期間をかけることによって、和牛が本来持っている肉のうまみ・風味を最大限に引き出しあています。そのきめ細かい霜降り肉の安定した品質は、柔らかく風味豊かな肉の芸術品と呼べるほどです。

とちぎ和牛

とちぎ霧降高原牛・日光高原牛

安心・安全な全国トップクラスの交雑牛

「とちぎ霧降高原牛」・「日光高原牛」は、黒毛和種を父に、ホルスタイン種を母に持ついわゆる交雑牛です。全国規模の品評会である全国肉牛枝肉共励会の交雑種の部門で平成22年、25年度と2度、日本一に輝いております。またJA全農が主催する全農肉牛枝肉共励会では、この品評会の交雑種の部が開設された平成20年から連続11年受賞しておりました。惜しくも令和元年度では受賞を逃したものの、令和2年度には再び最優秀賞を受賞しております。指定生産者が飼料会社(東日本くみあい飼料㈱)で開発した指定飼料を給与のもと、きめ細やかな飼養管理で育成されています。こだわりの飼料で育てられた牛は、安心・安全はもとより、その肉質の良さは市場からも高い評価を得ています。

とちぎ霧降高原牛・日光高原牛

とちぎゆめポーク

豚肉の甘みを堪能して

「とちぎゆめポーク」は、県内の指定農場で東日本くみあい飼料㈱が開発した指定飼料を使用して生産している豚肉です。 指定飼料には麦類を通常より多く配合されているため、旨味成分やオレイン酸が多く含まれた甘みの感じられるおいしい豚肉ができあがります。また、小麦を給与しているため、牛などでよく見られる脂肪交雑(サシ)が入りやすいのも特徴です。疲労回復などに効果があるビタミンB1は牛肉の約10倍も含まれています。現在指定農場はJAうつのみやなどにあり、栃木県を代表するブランド豚肉として誇りを持って育てています。脂のなめらかな舌触り、口溶け、甘さを感じてください。

とちぎゆめポーク