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パレット物流によるコスト上昇抑制の取り組み

2020年03月06日
自己改革の取り組み

JA全農では肥料配送コストの上昇を抑えるために「パレット物流」の取り組みを進めています。今回は「パレット物流」の仕組みと効果についてご紹介します。

パレット物流について

 現在、肥料の配送に伴う荷物の積み降ろしのほとんどが手作業です。そのため運送ドライバーの負担が大きくなり、配送コスト上昇の要因となっています。そこで、JA全農が全国的に取り組み始めたのが「パレット物流」です。パレットに積んだ肥料をそのまま生産者やJAに配送することで、手作業の減少により効率的な配送を実現し、肥料配送コストの上昇を抑えます。

 

 

パレット物流の仕組み

 近隣の県が同じ関東共通パレットを購入し、肥料メーカーに送り積載してもらいます。そのままJA・生産者へ配送、そのパレットを回収し再利用しています。ひいては化成肥料のみでなく、BB肥料や石灰などにも利用することで配送コスト全体の上昇抑制を図ります。
 下図のように肥料メーカー・運送会社・生産者(JA)間でパレットを循環させることで、新しく発生する配送コストを抑えます。

 栃木県では関東共通パレットを、本会の子会社である㈱JAグリーンとちぎ(JAGT)が買取し手配しています。JAGTが仲介し、肥料メーカーと生産者(JA)間でパレットを循環させ、配送コストの上昇を抑えます。上図のパレットが実際に使用しているパレットです。回収のご協力をお願いします!!