新着情報

生産者の労働支援への取り組み

2020年03月02日
自己改革の取り組み

 JA全農とちぎでは生産者の省力化や規模拡大を支援するため、様々な労働力支援に取り組んでいます。今回は今年度取り組んだ支援策について、その一部をご紹介します。

作業体験会の開催

 労働力確保支援の1つとして地域の方々を対象に農作業体験会を実施し、働く場のひとつとして農業を紹介することで、パート雇用などの農業雇用へのマッチングを図っています。
 今年度は5月と12月に、それぞれ”トマト”と”いちご”について作業体験会を開きました。12月3日に行った宇都宮市内での「いちご作業体験会」では、農作業のパートを検討している方々が参加し、いちごのパック詰めや収穫、葉掻き作業を体験しました。
 参加した方は「他のパートさんとローテーションを組むことで、子育てと両立できるのならば検討したい」と感想を話しました。
 今後も他の作物や地域での作業体験会を実施し、働く場としての農業を広めてまいります。

   

玉ねぎの収穫支援に関する実証

 6月にはJAうつのみや管内で、玉ねぎ生産者の労力軽減による作付け拡大と所得の向上を目指し、収穫作業の委託実証を行いました。農業生産法人の㈱アグリトータルサポートかわちへ、圃場での収穫から生産者の自宅への搬入という作業を委託し、どれほどの効率化になるのかを実証しました。
 作業に当たった方々は玉ねぎ収穫専用機械の使用経験はありませんでしたが、操作の不備や玉ねぎ自体の品質にも問題がなく、生産者の省力化への期待の持てる結果となりました。
 今後は収穫用の機械のレンタルや、どれほどの規模や件数まで委託が可能となるのかを検討し、玉ねぎ生産者の労力削減に向けて取り組んでまいります。