40年以上続く千代田の梅栽培
初夏の訪れを感じさせる梅の実。青梅は梅酒や梅シロップなどに、完熟梅は梅干しなどに利用され季節の手仕事としても親しまれています。千代田地区は共同出荷で梅を取り扱う、県内でも数少ない産地です。千代田地区では古くから梨などの果樹栽培が盛んにおこなわれており、果樹栽培の作業が比較的落ち着く時期に取り組める品目として梅が導入されました。JA水郷つくば千代田梅部会は40年以上前に発足し、現在は13人の部会員が梅栽培に取り組んでいます。
今回は、JA水郷つくば千代田梅部会の部会長・糸賀さんにお話を伺いました。
一つひとつ手摘みで収穫
JA水郷つくば千代田梅部会では、月世界・白加賀・石川一号・加賀地蔵・露茜の5品種を栽培しています。なかでも加賀地蔵・石川一号・露茜はあまり多く出回らない品種で、加賀地蔵はかすみがうら市で育成が進められていたことや、石川一号は部会発足当時に交配品種として薦められたことなどから千代田地区にも導入され、長く栽培が続けられています。
梅は異なる品種を近くに植えることで実がつきやすくなる性質があります。剪定などもおこない、収穫期を迎えた梅は一つひとつ手作業で収穫されます。糸賀さんは「梅は実の数がとても多いので驚かれますが、必ず手摘みで収穫します。青梅は少しでも傷がつくと出荷できなくなってしまうんです。」と話します。
共同選果で品質を管理
部会では発足当初から共同選果をおこなっています。収穫された梅は生産者ごとにコンテナで持ち込まれ、部会員自ら目視で傷などを確認して選別機で大きさごとに選別します。青梅はきれいな緑色や傷のない果皮が求められるため、些細な傷や色づきも細かく確認しています。また、追熟が進むと色や香りも変化していくため、鮮度の高い状態で届けられるよう収穫後は素早く出荷しています。ピーク時には1日約2トンもの梅を取り扱います。
共同選果に加え、剪定講習会や出荷時期を決める圃場の見回り、他産地視察での情報交換、出荷基準を確認する目揃え会なども定期的に実施し、品質向上に取り組んでいます。
初夏ならではの梅を楽しんで
取材協力
JA水郷つくば 千代田支店
〒315-0066 かすみがうら市中佐谷243-2
- TEL :
- 0299-59-5550





