夏の新たな品目として始まったオクラ栽培
木村さん
JA茨城むつみ猿島地区野菜生産部会には55人の生産者が所属し、レタスや白菜、キャベツなどの葉物を中心に、トマトやなす、ねぎなど合わせて13品目の野菜を栽培しています。夏場に栽培するねぎは暑さによる傷みが出やすいことなどから、新たな夏の品目として昨年からオクラを導入し、現在は4人の生産者が栽培しています。
今回お話を伺った木村さんも、その一人です。大工として会社に勤めていた木村さんは、60歳を機に今後の働き方を考え、農家だった父親から受け継いだ畑を生かして農業を始めました。「年齢に関係なく、農家としては1年生だから」と周囲の生産者と積極的に交流し教えてもらいながら栽培の知識や技術を身につけてきたといいます。就農10年目の現在はレタスとねぎ、トウモロコシ、オクラを栽培しています。
傷のない真っ直ぐなオクラを
木村さんはレタスの後作としてオクラを栽培しています。レタス栽培のマルチをそのまま使用することで、地温を安定させるとともに、作業の効率化や資材の有効活用にもつなげています。
オクラは成長すると背丈を超えるほどの高さになります。生育中は肥料を切らさないよう管理し、収穫を終えた部分の枝や葉をこまめに切り落として実にしっかりと栄養が行き渡るよう手をかけています。
また、花のうちに虫の被害を受けたり、葉や枝などと擦れて傷が入ると曲がりにつながるため、防除をおこなうほか風などで株が倒れないよう周囲にひもを張って対策しています。木村さんは「生育途中に少しでも傷が入ると繊維が壊れて、真っ直ぐに育たないんです。」と教えてくれました。
収穫と同じくらい時間をかけて見栄えもよく
オクラは1日でぐんと大きくなるため、収穫は毎日欠かせません。木村さんは「葉も枝も実も全部緑色だから、見逃してしまいそうになります。実だけ違う色だったらよかったんですけどね。大きすぎても小さすぎても規格外となるため、一つひとつ注意深く確認しながら収穫しています。」と笑顔で話します。
収穫を早朝からおこない、選別とネット詰めを午前中に終わらせ、その日のうちに出荷しています。ネット詰めには収穫と同じくらいの時間がかかるといいます。傷や曲がり、虫の被害がないかを確認しながら茎の長さを切り揃え、ネットに入れる際にもオクラの大きさをできるだけ揃えて見栄えよく仕上げています。ピーク時には1日約400ネットを出荷しています。
旬のオクラを手軽に取り入れて
今後の目標を木村さんに伺うと「今年は作付けを昨年の倍に増やしましたが、来年も引き続きオクラ栽培を続けていきたいです。オクラはみそ汁や納豆などに入れて、手軽に食べてもらいたいです。旬の夏野菜を取り入れて、健やかな毎日につながればうれしいですね。」と話してくれました。
JA茨城むつみ猿島地区野菜生産部会のオクラは首都圏の各量販店でお買い求めいただけます。みずみずしく品質の良いオクラを、ぜひご賞味ください。
取材協力
JA茨城むつみ 猿島地区営農センター
〒306-0502 茨城県坂東市山2850
- TEL :
- 0280-88-0584





